ども、睡眠欲も高い岡田達也です。
昨日、東京ハートブレイカーズの首領・首藤健祐と飲んだ。
生ビールが199円という値段に惹かれて『満月』という居酒屋に入った。
オーダーをしたあと首藤さんが店員さんに言った。
「今日は満月ですよね?」
はっ?
いきなり何を言い出すんだこの人?
僕も店員さんも怪訝な顔をしたのだろう。
首藤さんは慌てて言った。
「本当だって!俺のパソコンのデスクトップ画面に毎日の月の満ち欠けが表示されてるから知ってるの!」
あぁ、なんだ、そういうことか。
納得していると店員さんの見事な切り返しが飛んできた。
「お店の中はいつだって満月ですよ」
うまい。
おめーさん、素人じゃねーな。
……と思った話がしたかったのではなくて。
「月の満ち欠けなんてオサレなもんをチョイスしてますね」
たっぷりの皮肉を込めて言うと、さらに驚きの返答が来た。
「いやいや、月のところ以外は真っ黄色だよ」
「ええっ!真っ黄色の画面???」
「すごい落ち着くんだ」
「ちょっと精神を病んでるんじゃないですか?黄色い画面なんて僕は絶対イヤです」
「じゃ、たっちゃんの画面は何なの?」
「ソーセージです」
「……え?ソーセージ?」
逆に怪訝そうな顔をされた。
とても納得がいかない。
お気に入りなんだぞ。
パソコンを立ち上げるたびに幸せを感じる一枚だ。
「ちなみにタブレットはコレです」
これは食べ物ではないがなかなか可愛らしくて気に入ってる。
何が格好いいのか、何がステキに見えるのか。
人の嗜好なんてこうも違う。
お互いがお互いの画面は絶対イヤだと散々言い合いをして笑いあい
最終的には「違うということは実に面白い」という話になったのだが……
ここで一緒に飲んでいたハートブレイカーズ制作のKちゃんが言った。
「達也さん、ソーセージとキスって、めちゃめちゃ食欲と性欲の表れじゃないですか!」
「あ……」
返す言葉がなかった。
首藤さんはひたすら爆笑していた。
……欲深いのかな、自分?
では、また。