ども、言葉足らずの岡田達也です。
「言葉」にするのは難しい。
* * * * *
『パスファインダー』、1回目の通し稽古が終わった。
ここで、できることなら
「いや~、おもしろい作品に仕上がった!最高ですよ!ぜひ観てください!」
と書くのがベターだろう。
作品を創って、売る側に身を置いているのだ。
セールスプロモーションのことも考えると「売って」いかなければならない。
だけど。
それは非常に難しい。
正直に話せば
いつだって、どんな作品だって「完璧だ!」と思えたことは一度もない。
あるのは「これお客さんに受け入れてもらえるのかな?」「どうすれば面白くなるんだろう?」という不安ばかりだ。
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古田新太さんが言っていた。
「俺が出る舞台は全部面白いんだ。だって古田新太が出てるんだから」
初めてコレを聞いたときは本当にシビれた。
ひょっとすると傲慢に聞こえるかもしれない。
でもでも、
僕には最高にカッチョ良く聞こえた。
これを言うには、かなりの覚悟が必要だと思う。
こんなにリスクの高い発言、自信と不安が大きくなければ出てくるはずがない。
そして、いつの日か、僕も、そう言葉にしてみたい
……とずっと思っている。
だけど、ダメだ。
まだ言えない。
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昨日の通し稽古の手応えなんてこれっぽっちもない。
俯瞰(ふかん)しているつもりでもやっぱり自分ではわからない。
だから。
お客さんを期待させる言葉を書き連ねたいけど今は書けない。
もう少し待っててください。
ちゃんと確かなことが書けるようになるよう稽古していくんで。
あ。
念のために言っておきますが……
全力でやっています。
それだけは間違いないです。
では、また。
追伸
『ニコ生』お付き合いいただいた方、ありがとうございました。