ども、ローキックを連発したい岡田達也です。



今年の夏、アウトレットでコイツを購入した。




クロックスのレインブーツ。

女性のレインブーツはお洒落なものが多いが、どういうわけか男性用は存在しない。
そんなときに出会ったコイツ。

実は去年の大雪の日、買おうと思ってクロックスの直営店に行ったら売り切れていた。
その後、新米パパである左東広之(通称さとぅ)に「僕は買いましたよ!」と自慢気に言われて
「くそぅ。ならばそんなもの買うものか!」とへそを曲げていた。
だが。
アウトレットで破格のものを見つけてしまった。
さとぅと足元がお揃いというのはたいへん気に入らないが仕方がない。
購入し、出番を待っていた。

昨日の東京はよく降っていた。
おっ。
今日ではないか?
クロックスデビューの日として良いんじゃないのか?
僕はニヤニヤしながら足を入れた。
子供の頃、買ってもらった長靴が嬉しくて
「早く雨が降らないかな~」
とその日を楽しみに待っていたのと同じだ。
大人になっても新品の靴は心躍る。


さて。
これと同じ商品を持っている男性はどれほどいるだろう?
もしも、もしも、持っている人がいるのなら、私は問いたい。

「このブーツ、メチャメチャ痛くないですか?」と。

クロックスは「クロスライト」と呼ばれている特殊な樹脂でできている。
軽い。
通気性も良い。
だから爆発的に売れた。
それはわかる。

だが。
固いのだ。
とても固いのだ。
これがサンダルタイプなら何の問題もない。
しかしブーツタイプになると、一番上の部分が歩くたびにちょうどすねに当たる。

「い、い、痛いんじゃーーーーー!!!!!」

昨日、歩きながら何度も立ち止まってしまった。
平地を歩くことさえためらってしまう。
階段の上り下りなど以ての外。
歩行が困難なブーツって……

いったい、どうなっているんだ?

空手家は野球のバットですねを打ち続けて鍛えるという。
そうすることで蹴りの破壊力を増幅させるのだ。
しかしすねというのは「弁慶の泣き所」と呼ばれているほど、人にとっては弱点と言って良い。
空手家やプロレスラーでもないかぎり鍛える必要はない。

僕のすねは稽古場までの道のりで十二分に鍛えられた。
今ならアーネスト・ホーストと互角に蹴りあえるかもしれない。
だが。
もう一度言う。
僕はすねを鍛える必要はない。
今の状態で畑中智行あたりはKOできるすねを持っているのだ。

あぁ。
次の雨の日が恐い……。


ところで。
クロックスの商品開発部の方は平気だったのだろうか?



では、また。