ども、踏み出したい岡田達也です。
『世襲戦隊カゾクマン』の本番中にこんな企画がある。
『寄席日和~赤坂の会~』
○12月23日(火祝)18:00の回は特別企画の落語会です。
柳家喬太郎、山口良一、曽世海司による落語と楽しいトークです。
こいつはとても面白そうだ。
なんで喬太郎師匠が出演してくださるのか不思議だったが、山口さんから話を聞いて驚いた。
「喬太郎師匠はね、大学生のとき『欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』に「悪い下宿人」として出演していたんだよ。そんな縁でね繋がりがあって」
ええっ!
そうなんだ?
知らなかった。
あの番組は毎週見ていた。
だけど「悪い下宿人」というキャラがどうしても思い出せない。
たぶん「良い子悪い子普通の子」のインパクトが強すぎて、他のことが忘れられている。
何にせよ楽しそうな企画だ。
「岡田くんは(落語は)やらないの?」
「とんでもないです!好きなのは好きですけどあくまでも聞く専門です」
「やればいいのに」
僕はまだ落語を聞き始めて5年ほどしか経っていない。
それも“熱烈な”というよりは、CDを聴いたりたまに寄席に出かける程度だ。
お客さんとしても素人の域である。
そんな人間が落語をやるなんて恐れ多い。
「そうじゃないよ。キッカケだよ」
「?」
「自分だって積極的に始めたわけじゃない。やってみないか?という機会があっただけだよ。もちろん、好きだからやろうと思ったんだけど」
「そうですか」
「そんなに堅く考えないで、とりあえずやってみればいい。マイナスにはならないよ」
きっとそうなんだろうな。
“好きだから手が出せない”というのも本音だ。
だけど“やってみなければわからない”ことってたくさんあるんだろう。
新しいことへのチャレンジにはなかなか勇気が必要だ。
* * * * *
その日。
芋洗坂係長が劇団四季のオーディションを受け、残念ながら落選した。
「当たり前の結果ですけど。やっぱり自分は歌の練習しなければ通用しないということがわかりました。とりあえずボイストレーニングに通おうと思います」
* * * * *
「四十の手習い」という言葉がある。
「好きなことをやってみる」
「必要に迫られてやってみる」
どちらにせよ一歩を踏み出すのには勇気が要る。
それに、歳を重ねるとどんどん腰が重くなっていく。
でも、そうしなければ新しいものは身に付かない。
ちょっと頑張ってみようかな、と思わせてもらったお話。
では、また。
追伸
……かといって落語をやるわけじゃないですよ。
どうせ『桃色亭らくだ』とか『紫家酒乱』とか
そんな名前しかもらえそうにないし。