ども、国際交流に貢献した岡田達也です。



昨日、行き付けの立ち飲み屋に行った。

おや?
外国人の男女が来店している……
しかもヨーロッパ系の方たちじゃないだろうか

とても珍しい。
なぜってそこはせんべろ(千円でベロベロになれる)の代表みたいなお店だ。
なにより岡田達也の行き付けなのだ。
雑多で、賑やかで、煙たくて
とてもじゃないが洒落た欧米人の来るようなお店ではない。

しかし、偶然にも隣のテーブルに案内された。

自分で言うのもなんだが僕の語学力はすごい。
共通語と鳥取弁を操ることができる。
今なら土佐弁もイケる。
惜しむらくは外国語が苦手だ、ということ。

英語なんか6年間学習したはずなのだが、どうにも身に付いていない。
教科書がニュープリンスだったからいけなかったのか
衣笠先生の教え方が悪かったのか
僕の学習態度に問題があったか
のいずれかだとは思うが、未だにその答えは出ていない。

しかし、となりの外国人さんはほとんど日本語が話せないらしい。
ここは“鳥取のジョン万次郎”こと岡田達也が頑張るしかない。

「わっちゅゆあねーむ?」
「ふぇああーゆーかむふろむ?」
など、多彩な英語を繰り出して、スペインから観光に来た二人だということまで掴めた。
しかも、明日は日光へ、明後日は京都まで行くという。

どうだ?
彼女たちも必死で母国語ではない英語を繰り出し、こちらもニュープリンスで覚えた英語を繰り出した会話だ。
スペインの人だとわかったので「あいらいくパエリア」という気の効いたジョークまで挟み込んでおいた。
上出来ではないか。

問題は……
焼き鳥の種類をどう説明するか、だった。

メニューを指さしながら
「でぃすいずぶれすと(このお店のねぎまは胸肉を使用している)」
「れっぐ(とり身)」
「ちきんうぃんぐ(手羽先)」
「ればー(レバー)」

ここまでは当たっていると思う。
問題はこの先だった。

「(皮って……、すきんでいいのかな?)」
「(砂肝? 砂肝って何だ? まさか、さんどりばーではないだろうし)」
「(ぼんじり? ぼんじり? ぼんじり?)」

タブレットがあれば頼っていたが現在故障中。
もう自力では何一つ通訳できなかった。

……
……

しかし信じてほしい。
盛り上がったのは間違いないのだ。
彼女たちとの記念写真も撮影し「フェイスブックに載せても良いか?」と訊ねられ、おっけーおっけーと連呼しておいた。
これで僕もスペインで顔が売れることだろう。

カタコトだろうが何だろうが通じるのって楽しい。
不思議だ。






では、また。