ども、牛乳大好き岡田達也です。



昨日、女子バレーボール元日本代表の大林素子さんが観に来てくれた。
終演後、彼女がいかに土方歳三好きかを熱く語ってくれた。
そのとき立ち話だったので、彼女に見下ろされる形となった。

僕よりも背が高い女性はなかなか少ないので久しぶりの感覚だった。

* * * * *

昭和10年生まれの父親は171cm
昭和14年生まれの母親は164cm
当時の人にしてみれば二人とも背が高い方だ。

ところが。
子供の頃の僕は身長が低かった。
小学生時代、体育館に集合するときは背の順で並ぶ。
そしてお決まりの「前へならえ!」が行われる。
(ひょっとして今の時代はやってないのかな?)
悲しいかな、僕はそれをやったことがない。
そう。
僕はいつだって先頭だったのだ。

オマケに大好きだったおじいちゃんがとんでもないことを言う。
「たっちゃんのお父さんもお母さんも大きいのになぁ。なんでたっちゃんは小さいのかな?ひょっとして橋の下で拾われた子供かもしれんなぁ。ワハハハッ」
おじいちゃん渾身のギャグかもしれないが、笑えるわけがない。

あのときの気持ちは今でも忘れられない。
どうして僕だけ大きくならないのだろう?
男の子だけじゃない、女の子だってみんな僕より大きい。
クラスの誰と話をしようが、見上げながら話さないといけない。
それが辛かった。

今思えば小さなことだけど、小さな僕には大きな問題だったのだ。

小学5年生のとき、「牛乳を飲むと背が伸びる」という話を聞いた。
早速、クラスで牛乳が苦手だという女の子と契約を結び、彼女の分も毎日飲んだ。
しかし、1年間飲み続けても一向に伸びない。
6年生になってもクラス替えは無かったので、その子の牛乳を飲み続けた。
が、やはり僕は小さいままだった。

ところが中学に入ると異変が起こる。
クラブ活動などもせずブラブラしていただけだが身長が伸び始めた。
目に見えて伸びた。
144cmで入学した僕は卒業時に169cmになっていた。

勉強もせず、クラブ活動もせず、ブラブラしていたのが功を奏したのか?
それとも小学生のときに飲んだ牛乳が背を伸ばしてくれたのか?

その後もちょこちょこ伸びて現在は175cm。
そうそう女性に見下ろされることも無くなった。
(精神的にはいつだって見下ろされている気もするが……)

大林さんと話をしていて子供のときを思い出した。
「あぁ、いつだってこんなかんじだったなぁ」と。


ちなみに。
坂本龍馬の身長は5尺8寸。
つまり今の自分とほぼ同じ。
もちろん現代に置き換えればもっともっと大男なんだろうけど、この偶然の一致はとても嬉しいのだ。



では、また。