ども、和田正人のふくらはぎに憧れる岡田達也です。



今回、座長を務めるのが和田くんだ。
「BOYS」と呼ぶには少々抵抗がある年齢だが
芝居はとても若々しく、高い熱量とハートを持って稽古場をリードしてくれている。

彼は箱根駅伝を走ったそうだ。
もう、それだけで箱根ファンの僕にはたまらないものがある。
羨ましい。

彼は、あの景色を、直に目にして走っていた。
彼は、あの緊張感を、直に感じて走っていた。

僕は、おせちを食べながら、テレビ画面を見ていた。
僕は、日本酒を飲みながら、テレビ画面を見ていた。

なんてことだ。
なんて違いだ。
これでは
「非常に質の高い緊張感に包まれた人間」と
「酔いが回ればいつでもゴロゴロ出来る状態でとても弛緩した人間」だ。
とても同じ1月3日を過ごした人間とは思えない。
まぁ、事実だからしょうがないのだけど。

それはさておき。

昨日、一昨日と和田くんが走るシーンを稽古した。
これは『風を継ぐ者』名物、主人公の立川迅助(たちかわじんすけ)が舞台上を駆ける場面。
これ無くして『風を継ぐ者』は語れないほど大切な場面。

そこをやっているとき。
三浦剛が僕の肩をつつき声を掛けてきた。
「見てください、和田くんのふくらはぎ。すごいですよ」
ついつい顔ばかりを見ていたのだが、僕も視線を下げた。

おおっ!
おおっ!
見事だ!
見事に引き締まっているではないか!
一目見て“鍛えられた筋肉”とわかるふくらはぎがそこにあった。

あれが箱根を駆け抜けた脚なのか。
区間5位のタイムを叩き出した脚なのか。
実に商品価値がある。
『和田正人ふくらはぎフィギア』を作れば売れるのではないか?
ワタナベエンターテインメントは検討してみてはどうだろう?

……いや、絶対売れないな。
前言撤回です。


実は和田くん、今でも毎日10kmほどのランニングを欠かさないらしい。
どんなに忙しくても、どんなに面倒くさくても。
その努力には頭が下がる。

残念ながら客席からは「和田正人のふくらはぎ」は生で見えないかもしれないが、たくさん想像してほしい。
ヤツの脚にはいろんなものが詰まっていることを。

駆け抜けろ、和田正人。

でも、和田くん、ごめんね。
オレはやっぱり山梨学院大学ファンなのだよ。



では、また。