ども、後輩・鍛治本大樹の日記でGODIVAの鳥取進出を初めて知った岡田達也です。



……スタバだけじゃなかった。
日本国内で最後の進出によりニュースになるお店がまだあるなんて。

まぁ、僕の高貴なお口にはロッテのガーナミルク(赤いヤツね)が一番合うので、GODIVAのチョコは無くても生きていける。
しかしGODIVAのチョコアイスは美味い。
あれはたまに食べたくなる。
鳥取進出は有り難く受け入れるべきだろう。

それにしても
セブンイレブンや松屋もまだ鳥取県内に無い。
確かほっともっと(お弁当屋さん)、サブウェイ(サンドイッチのお店)なども無かったはずだ。

僕が生きているウチに全てを呼び込むことができれば良いのだが……。
(だからオマエは何者なんだ?)

* * * * *

僕が子供頃、鳥取市内にあるハンバーガーショップは『ドムドムバーガー』だけだった。

逆に訊きたい。
みなさんは『ドムドムバーガー』をご存じだろうか?

一応チェーン展開しているお店ではある。
しかしその存在はおそろしく地味だ。
普通に美味しいハンバーガーを提供してくれる。
してくれる、が。
僕は子供心に『マクドナルド』という噂のハンバーガーを食べてみたかった。

マクドナルド。
なんてアメリカンな響きを持つお店だろう?
どれほど肉厚でデカいハンバーガーを食べさせてくれるんだろう?
僕は想像し、ヨダレを流すしかなかった。
大阪にある親戚の家に遊びに行ったとき「何が食べたい?」と訊かれ「マクドナルド!」と答えてしまった幼い自分を責める気にはなれない。

結局、『マクドナルド』が鳥取に出店したのは僕が高校を卒業後、つまり鳥取を離れてからになる。

* * * * *

僕が学生の頃、『キン肉マン』をテレビでよく見ていた。
するとキン肉マンが―――

♪牛丼一筋300年 早いの うまいの やっすいの~

そう歌いながら『吉野家』の牛丼を食べるのだ。

牛丼?
吉野家?

あーーーーーっっっっっ!!!!!
一体、どんな食べ物なんだっ?
牛が嫌いな若者なんていない。
そそる!
そそられる!
食べたいぞ、『吉野家』!

僕は大阪芸術大学に入学してすぐ、同じ寮の先輩に「メシ食いに行こう」と誘われ「何が食べたい?」という問いに、迷わず「吉野家食べたいです!食べたこと無いので!」と答えて笑われた。
あのときの吉野家の味は忘れられない。

結局、『吉野家』が鳥取に出店したのは僕が大学を卒業後、つまり東京に来てからになる。

* * * * *

このように。

“簡単に手に入らない”というのはけっして悪いことばかりではない。

思い入れが増す。
想像が膨らむ。
耐えれば耐えるほど「これでまずかったら許せない!」という意地汚さも働き
プラスアルファを加味させる。
そうして手に入れたときの喜びは倍増する。

フフフ。
どうだ、都会に住む諸君?
いつでも何でも手に入ると神経が麻痺してしまうのではないか?
「そこにある」という当たり前に感謝したほうが良いのではないか?

田舎者にも田舎者の良さがあるのだよ。
(今一つ負け惜しみにしか聞こえないが……)


今でこそ普通にスターバックスを飲んでいる自分だが、鳥取の店舗で飲んだら泣いてしまうかもしれない。
その日を楽しみにしていよう。



では、また。