ども、イメチェンしたい岡田達也です。
昨日の夜、本番は無かったのだけど、転換作業のために劇場へ行った。
ちょうど『TRUTH』の本番中の時間帯だ。
楽屋に行くとちょうど和尚の格好をした筒井俊作が声をかけてきた。
「おぉ、弦次郎、おはよう」
ちがうだろ。
オレはもう弦次郎じゃないだろ。
「熱があるんじゃないのか?」
ないない。
これっぽっちもない。
だから近寄るな!
オレの額に自分の額をくっつけようとしなくていい!
暑苦しいわ!
と、ケータリングルームに避難してみると……
出番の無い小多田直樹が声をかけてきた。
「達也さん、今日の日記の細見さんが演じていたのは「小金井兵庫」じゃなくて「立川迅助」の間違いじゃないですか?」
あぁ!
そうだった!
小金井を演じたことがあるのは俺自身じゃないか!
何を寝ぼけたことを書いてるんだ……。
まぁ、このように僕の日記は
誤字・脱字・表記の誤りは言うに及ばす
誇大表現・妄想・空想・虚言などが入り交じっている。
にしても。
またやっちまったか、と反省していると……
左東広之がやってきた。
「達也さん、スターバックスの鳥取進出って、達也さんの働きかけですよね?もちろんオープニングセレモニーではテープカットするんでしょ?」
わぉ!
もしそうだとしたら、オレの力すげーな!
虚言だらけのこの日記だけど、先日のスタバ鳥取進出が決まったときの日記には
「これもすべて私の力だ」
とは書かなかった。
いっそのこと書いておけば良かったか、と反省していると……
畑中智行がやってきた。
「あぁ、もう喉から血が出そうですわ」
いらない。
その「オレ、やってますぜ」アピールはいらない。
しかも、どうしてオレだけに向けてやるのだ?
「ええっと……、おかだたかしさんでしたっけ?」
バカヤロウ!
先輩つかまえてわざと名前を間違えるなよ!
つーか、本番中だろ?
わざわざボケなくて良いよ!
喉を大切にしろよ、と叱っていると……
横にいてそのすべてを見ていた多田直人がポツリと言った。
「……岡田達也へのみんなの当たり、すごいっすね」
ん?
何が?
「みんな入れ替わり立ち替わり絡んで来るじゃないですか。達也さんに絡まずにいられないんですね」
あぁ、そう言われればそうだな。
というより、ひょっとすると、オレ、なめられてるんじゃないのか?
「いや、ひょっとしなくてもなめられてますね」
……
……
どうすりゃいいんだ?
「イメチェンしたらどうです?強面で過ごすんです」
こわもて、か。
あー、考えてみりゃ今回のお芝居など典型的な強面役だし、ちゃんとその役割を演じようとはしているけど、普段はなかなかそうできないな。
「達也さん、格好が若すぎるんですよ。もっと、こう、先輩としての貫禄のある格好でいればいいんじゃないですか?」
あぁ、そうだな。
そういう手があったか。
ありがとう、多田。
今日からダブルのスーツに光沢のあるシャツ
もしくはスカジャンにサングラス
もしくは大きな文字の書かれているスエットのジャージ
いずれかで過ごしてみたいと思う。
これで効果がが出ればいいが……
何だか、逆効果で笑われそうな気がするのは僕だけか……
では、また。