ども、話しかけられる岡田達也です。



昨日の稽古終了後の出来事。

西川“足長くん”浩幸先輩と着替えていた。
足長先輩に話しかけられた。
「たっちゃん、昨日のBSでさ、吉田類さんがね上野の……」

そうなのだ。
僕は『酒場放浪記』の吉田類さんが大好きなのだ。
類さんは酒場ライターであり、画家であり、歌人でもある。
マルチな才能の持ち主で非常に魅力的な人物だ。
母親にその存在を教えてもらってからは
「将来の夢は?」と訊かれると「吉田類さんになることです!」と答えるようになった。

そんな類さん好きを西川さんは知っている。
どうやら番組で何か面白い情報を語っていたのだろう。
それを教えてくれかけたときだった。
「たっちゃん、昨日のBSでさ、吉田類さんがね上野の……」

その瞬間

「達也先輩!来週の動画撮影のスケジュールのことなんですけど!」
大内厚雄が話しかけてきた。
西川さんと話している最中だと気付かなかったんだろう。
足長先輩との話は中断されてしまった。
あぁ、なんとタイミングの悪い。
急いでその仕事の話を済ませ、また類さんの話に戻ろうとした。
「さっきの話ですけど」
「あぁ、類さんの番組でね、上野の精養軒の上に……」

その瞬間

「達也さん、明日からシーズン4が始まりますよ!」
小多田直樹が話しかけてきた。
これまた西川さんと話している最中だと気付かなかったんだろう。
足長先輩との話は中断されてしまった。
あぁ、なんとタイミングの悪い。
情報は「上野」からわずかに「精養軒」しか進んでいない。
単語1個分だ。
しかし、小多田の話には思わず反応してしまった。
「シーズン4」と聞いただけでピンときた。
「ひょっとして『孤独のグルメ』?」
「そうです!」
おおっ!
これは嬉しい!
今、最も好きなテレビ番組と言っても過言ではない。
お礼を言って西川さんとの話に戻ろうとした。
「上野の精養軒の、何ですか?」
「あぁ、上野の精養軒の上にビアガーデンがあってね……」

その瞬間

「達也さん、僕のハンガーに達也さんの袴が掛かってますよ!」
多田直人が苦情を言ってきた。

こ、これは
見事な天丼だ!
完全なるコントではないか!

西川先輩、ここで苦笑である。
「もういい!なんでおまえはこんなに一度に話しかけられるんだ!話す気、無くなった!」

タイミングというのはこのように不思議と重なることがある。
稽古終わりの疲れた頭と体には、このようなボディブローが一番効く。
なんだかとても笑えた。

今日も面白いことがありますように。



では、また。



お知らせ

本日、多田直人のリードでニコ生です!
お時間が合えば是非!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv185138917