ども、グレートマジンガーこと岡田達也です。



僕が子供の頃、そんなアニメがあった。
そのオープニングの歌が……


オレは涙を流さない
ロボットだから マシンだから
だけどわかるぜ 燃える友情
キミと一緒に悪を撃つ

僕はなかなか涙を流さない。
涙が枯れているのでは?と不安すら覚える。
自己分析するに、舞台上で泣きすぎたのが原因ではないかと考える。
ト書きに「肩を震わせて泣く」と書いてあれば、何が何でも泣かなくてはならない。
芝居とはそういうものだ。

『涙を数える』の稽古が始まった。
ドキドキしていた。
「岡田達也、ここで号泣」と書いてあったらどうしよう?と。

本読みをした。
大丈夫だった。
僕は涙を流す役でも、涙を数える役でもなく、多田直人の上司にあたる役だった。
ほほぅ。
『鍵泥棒のメソッド』に続いて多田と絡むのか……
じゃぁ、いっそのこと多田に涙を流させるか。
そんな余計なアイディアが浮かんだが、台本はそんなこと要求してなかったので真面目にやった。


で、だ。
本読みしての手応えだけど……

こいつは面白くなりそうだ。
と、思った。
もちろん、まだ一回読んだだけだ。
だから断言することはできないけど、これだけ芝居をやっていれば嗅覚くらいは働くようになる。

辻本くんと池岡くん。
本読みを聞くだけでも魅力的だった。
二人ともキャラメルボックスにはいないタイプだ。
何ならキャラメルボックスにほしいと思った。
いっそのこと僕とトレードで池岡くんをもらっても良いかなと思ったが、おそらくD-BOYSさんから断られる可能性が高いだろう。

肝心の中身だが。
簡単に言えば、その二人と多田の青春群像。
あくまでも「青春」なので、残念ながら僕はその輪には混ざらないが、
(誰がジジィだ?)
西川さん、坂口さん、そして樹里と一緒にその3人を盛り立てていこうと思う。

こんな人数が少ない時代劇、珍しい。
だからこそ濃密に作れそうな気がする。

唯一の心配は……
時代劇初挑戦の樹里がカツラを飛ばさないか、という点である。



では、また。