ども、長友選手の涙に涙した岡田達也です。



それでも。
がんばれニッポン!だ。

* * * * *

昨日、座・高円寺へ出かけた。
もちろん、この芝居を観るためだ。

ミナモザ『wilco』



僕も何度かチラシの表紙に使ってもらったことはあるが、こんなに、がっつり、カメラ目線で、という経験はない。
これはかなりのものだ。
ある意味しびれる。
鍛治本大樹推しの方にはたまらないかもしれないが、身内の僕から見るとまた違った意味でたまらないものがある。
しかし、僕の大好きな瀬戸山美咲(作・演出)が、鍛治本大樹で勝負をかけたのだ。
見届けないわけにはいかない。

ロビーで立っていると一人の女性に声をかけられた。
年齢は50歳を確実に過ぎている。
確実に、だ。

「あのー、キャラメルボックスの岡田達也さんですよね?」

「はい、そうです」

「鍛治本大樹の姉です」

……
……

危なかった。
もう少しで劇団員の親御さんの頭をはたくところだった。
ツッコミ気質も楽じゃない。
日頃から反射的に反応できるように鍛えているので(その必要がどこにある?)、うかつに何でもかんでもつっこんでしまいそうになるのだ。

僕ははたくのを堪えるために固まってしまった。
おそらくその空気を感じた彼女が慌ててフォローに入った。

「ウソです。鍛治本大樹の母です」

「……お久しぶりです」

「わざわざ観に来ていただいてありがとうございます」

「いやいや。こんな立派にチラシの表紙を飾って。とても期待してるんです」

「多分、一生に一度のことだと思います。だから、私、二度観ることにしてます」

「……そうですか」

愉快な母上だ。

終演後、お母さんの感想が聞きたくてロビーを探したが見つけられなかった。
お母さんは息子の芝居を観てどう思ったのだろう?

鍛治本は頑張っていた。

戦争を題材にした物語。
それだけにけっして軽さは無い。
演劇にエンターテイメント性を求める方には合わないだろう。
が、とても面白く観られた。
鍛治本推しじゃなくても大丈夫。
瀬戸山美咲節は随所に出ているから。

詳細はこちら。

ミナモザHP
http://minamoza.com/

29日まで座・高円寺1にて。

* * * * *

そしてもう一本。
こちらはまだ観ていないのだけど。

空晴『こっからの、距離』



私の妹分である「関西のジャイ子」こと岡部尚子率いる空晴の最新作。
こちらも昨日から始まっている。

まだ未見、しかも何の情報も聞いてはいない。
けれど間違いなくオススメする。
岡部印の「ちょっぴり痛くて、たくさん優しい芝居」であるはずだ。
お時間が合えば是非。

詳細はこちら。

空晴HP
http://www.karappare.com/

30日まで中野MOMOにて。



では、また。