ども、セリフを覚えている岡田達也です。
「暗記パン」はどこにあるのだろう?
岡田達也の情報網をもってしてもドラえもんの居場所がいまだに掴めていない。
一度で良い。
会うことさえできれば、ドラえもんをたぶらかしてあのポケットから出させるのに。
ひょっとすると……。
今の時代ならアマゾンか、楽天あたりに注文すれば類似品くらいは届くかもしれない。
「暗記パン」はあきらめよう。
先日、妙案が浮かんだ。
僕は風呂に入るときラジオを聞いているのだが、CMでスピードラーニングの紹介をしていた。
スピードラーニングとは音声を聞くだけで英語がマスターできる、という便利な教材だ。
ウソのような話だが、プロゴルファーの石川遼選手が愛用して英語をマスターしたらしい。
この説得力はパンチが効いている。
これだ!
この話が事実なら、これほど簡単なことはない。
自分で、セリフを録音して、それを聴くだけで覚えられるのではないか!
……うん。
現実逃避はここまでにしておこう。
仕方がないので、コツコツと覚えている。
何度も何度も台本を黙読し、覚えてきたかなー?といったタイミングで声に出してみる。
で、大抵の場合、最初の二つくらいでつまづく。
また黙読に戻る。
この単純作業をひたすら繰り返す。
……のだけど。
僕は、これを、自分の家で、できない。
とにかくスキがあれば横になってしまう。
ゴロンとしてしまうと間違いなく睡魔が襲ってくる。
目の前にリモコンがあればついついテレビのスイッチを入れてしまう。
あっという間に番組に釘付けになる。
たいして用もないのに冷蔵庫を開けてしまう。
我が家には缶ビールだけは切らすことなく常備してあるので、確実に手が伸びる。
目の前にはパソコンがある。
目的もなくインターネットの旅に出てしまう自分がいる。
仕方がないので外に出る。
とにかく外だ。
公園でもいい。
喫茶店でもいい。
(最近ではマクドナルドでコーヒーを飲みながら、というパターンが一番多い)
外の方が誘惑が多い気がするが、僕は逆なのだ。
我が家に転がる誘惑を断ち切らなければ、いつまで経っても覚えない。
「締め切りを抱えた作家はホテルに缶詰になる」らしい。
僕の場合は
「台本を覚えるために部屋から出て行く」ということになる。
我ながら思う。
日本でも珍しいパターンの人なんだろうなー、と。
さて、マックへ行こう。
今日も100円で粘ろう。
あー。
マックに暗記パン売ってれば良いのに……。
では、また。