ども、ウォッシュレット好きな岡田達也です。



生まれて初めて経験したのは中学のときだったろうか?
親戚の叔母の家で体験した瞬間、「わおっ!」という小さな悲鳴をあげて、思わずお尻を浮かせてしまい大惨事を招いてしまった。
が、その後は徐々に慣れ、今ではウオッシュレット好きに変身している。

しかし。
残念なことに今の我が家にはウオッシュレットがない。
宝くじに当たるか、競馬で当たるか、一山当てるか、後輩たちから上納金を巻き上げてそれを貯めるか……
とにかくお金持ちになったら取り付けようと思っている。

* * * * *

OB今井義博先輩と飲んだ。
……いや、飲んでないな。
こちとら今日まで禁酒中なのだ。
あれは単なる食事だ。
今井くんが美味しいそうにビールを飲むのを眺めながら、ジンジャーエールで食事するという、一種の苦行の時間を過ごした。

* * * * *

現在、ピロリ菌退治のため『ランピオンパック』という薬を飲んでいる。
コイツを飲むようになってから妙に胃腸が動く。
平たい話が、一日中放屁をしている。
いや、まぁ、24時間オナラをしてるというのは言い過ぎだし、エチケットもあるのでガマンはしているが、とにかくオナラが出る。
出まくる。
外出時にガマンするのに一苦労するほどだ。
オマケに排泄の回数も多くなった。
基本的に一日一回、朝、うんちをすれば良かった体が、それでは間に合わなくなってきた。
おそるべし『ランピオンパック』という薬。

* * * * *

苦行を終えての別れ際、便意が襲ってきた。
急いで家に帰ってトイレに向かうくらいの余裕はある。
だが、飲み屋の目の前にゲームセンターがあった。
ここのトイレは広くてキレイで、オマケにウオッシュレットが取り付けてある。
フム。
「お尻だって洗ってほしい」と戸川純も言っていたことだし
(↑わからない人は40歳以上の人に訊いてみて)
ここは一つ、ゲーセンで用を足すとするか。
今井くんと別れて僕はお店に入った。

用を足し、意気揚々と「おしり」のボタンを押した。
だが……
ウィーンという機械音はするものの一向にお湯が出てこない。
もう一度押してみた。
だが同じことの繰り返しだ。
ウィーンウィーンとという懸命な機械音は聞こえるものの、肝心なお湯が飛んでこない。

僕のお尻はあの刺激を待っている。
手放しで待っている。
いや、お尻を開いて待っている。
(ケツが割れてなかったらたいへんだろ)

試しに「乾燥」ボタンも試してみたが風は一向に吹いてこない。
このガッカリ、想像できるだろうか?
それを楽しみに行ったのに、それを味わえない。
思わずトイレの中で溜め息をついてしまった46歳のおじさんである。
僕のお尻には、優しさも、温もりも与えることが出来ぬまま、無念を引きずりながらトイレを出た。

その事実を笑い話に転化して消化しようと思い今井くんにメールした。
するとすぐに返信が来た。

「終わり悪ければすべて悪しってときありますよね」

……なんで追い打ちかけるんだよ?

僕はモヤモヤした気持をさらに増幅させて家路についた。



では、また。



告知

AmebaStudio Reading Room
~アメスタ朗読劇シリーズ~
「5 years after」


20歳の男は苦しんでいた。

そんなある日、見知らぬ男から電話がかかってくる。
男は5年後の自分だと名乗る。
25歳になった男は人生絶頂だった。
そんな中、30歳になった男から電話がかかってくるが…

3人の俳優がお送りする1人の男の人生。

作・演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)

出演者:
岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)
笠原浩夫(Studio Life)
曽世海司(Studio Life)

放送日時:2014年3月21日(金)19:00~20:00(生放送)

詳しくは下記の公式HPをご覧ください↓
http://studio.ameba.jp/user/ticketBroadcast?stage_id=39

*この放送は生放送です。
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