ども、新たなライバルの登場に悩んでいる岡田達也です。



葛西選手、素晴らしいジャンプだった。

カミカゼだった。
朱雀のメットが飛んでるかのようだった。

金に届かなかったのは残念だけど
何より
葛西選手に駆け寄っていった若い選手たちの姿こそが、葛西選手の本当の価値を物語っている気がする。
とてもかっこいいベテランだ。
記者会見での「こうなったら45歳、49歳でも狙いたい」という発言が、大袈裟でもリップサービスでもなく、真剣だということもわかる。

いったれ、葛西選手!
応援させてもらう!
ジャンプの難しさはわからないし(一度も飛んだことがない)
おそらくは僕がジャンプ台の頂上に登ったら、目の前に広がる景色を見て「許してください」と泣いて詫びるのがオチだろう。
いつまでもカミカゼを吹かしてほしい。

ただ……

葛西選手、『レジェンド』と呼ばれ始めている。
これはマズイ。

僕も密かに『レジェンド』と呼ばれる練習はしていたのだ。
いつだってその準備はできている。

あとは、世の中に、僕の
何かしらの功績を残し
または
何かしらの偉業を達成し
または
何かしらの感動を与えれば良いだけだ。

その「何かしら」を探し続けて46年経つがまだ見つかっていないだけのことで、ちょうど来月あたりにはそれを発見し『生きる伝説』になるはずだった。

タッチの差で先を越されてしまった。
まぁレジェンドが二人いても問題はあるまい。


さて。
稽古に持って行くお弁当作ろう。
セブンイレブンで買ったハムステーキが残っているはずだ。
あとカット野菜も。
うん、メニューは決まった。



では、また。



追伸

この日記を書き終わったところで読み返してみた。
どうにも『レジェンド』から遠ざかっているような気がしてならない。
最後のお弁当のくだりが庶民的すぎるのだろうか?

うーん……
レジェンドになるのは難しいものだ。