ども、内弁慶こと岡田達也です。



昨日は節分だった。

「福を招く」
「鬼を追い出す」
という目的も大事なことは理解している。
が、何よりも
「あの豆を食いたい」
という、やや本来の目的からは離れた理由で毎年豆をまいている。

いや。
本当に。
あなどる無かれ。
あの豆、美味い。

豆まき用の大豆、子供の頃から大好きで「年齢分だけ食べる」という大事な風習を守ったためしがない。
いつだって腹がはち切れそうになるか、アゴがギブアップするまで食べ続けていた。

* * * * *

キャラメルボックスの稽古場で豆まきが行われるとき、鬼の役は毎年交代で行われるのだが、やはり三浦剛にかなうはまり役はいない。
ヤツこそがベスト・キャストだ。

なにより体がデカイ。
キャラメルボックスで一番デカイのだ。
的になるには最高である。

加えて書くならば、ヤツは大学時代まで野球をやっていた。
オマケにピッチャーだった。
プロ野球を目指していたのだ。
そんなヤツに、豆をまく側に立たせてはイケナイ。
ヤツが投げる豆は120kmを計測する可能性だってある。
自分が鬼なら当てられたくない。

そして。
コレが一番肝心なのだが。
体の大きさもさることながら、顔が良い。
ヤツが笑えば般若のお顔になる。
考えてほしい。
素顔が般若のお面をかぶっているようなものなのだ。
もう、人間よりは鬼に近いと言っても過言ではない。
みんなが本気になって投げられる存在だ。
かく言う僕も、右肩が壊れそうになるほど力一杯投げることにしている。

三浦、いてくれてありがとう。
決して嫌いだから投げてるんじゃないよ。

* * * * *

話が逸れた。

昨日は家で豆をまいた。
「福は内」の掛け声と共に家の中に豆をまく。
それはいい。
正直な話、回収するのが面倒くさいので、まいたフリしてテーブルに置いたりするが。

問題は「鬼は外」の場合だ。
掛け声と共に外にまく。

外にまく。

この行為の後ろめたさったりゃありゃしない。
窓から放り投げると、どうしてもお隣の建物やら、道路やらに豆を撒き散らすことになる。
もう、どうしたって「豆を散らかしているだけではないか?街を汚しているのではないか?」という不安感が付きまとい、投げる豆にも力が入らない。

相手が三浦剛なら全盛時の江川投手と同等の剛速球を投げ込むのに……。
今の自分はスワローズの安田投手とどっこいどっこいのスピードしか出ていない。

みんなどうしているんだろう?
お構いなしで投げているのだろうか?
三浦剛に家の外にいてもらって、罪悪感を感じないように彼に走り回ってもらえば良いのか?

ここ最近、節分がしっくりこないという悩みだ。

考え過ぎかな……。



では、また。



追伸

いよいよ、明日初日を迎えます。
とにかくオススメは6、7日です。
まずはココに来ていただけたら幸せです。
『幸福な職場』を幸福にしてほしい。
それができるのはあなただけ。
(お、上手いこと言ったぞ、自分)
お待ちしています!


劇団東京フェスティバル
『幸福な職場』

【作・演出】 
きたむらけんじ

【キャスト】
岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)
菊地均也

桑江咲菜
土屋史子

滝寛式
朝倉伸二

【公演日程】
2/5(水)19:30
2/6(木)15:00 19:30
2/7(金)19:30
2/8(土)14:00 18:00
2/9(日)14:00
2/10(月)19:30
2/11(祝)13:00 17:00
2/12(水)14:00

【会場】
下北沢駅前劇場

【料金】 
4500円(全席指定)

【岡田達也専用予約フォーム】
https://ticket.corich.jp/apply/50840/003/

【劇団HP】
http://www.tokyofestival.com/