ども、貧乏暇無しの岡田達也です。



僕は手帳を持たない。
毎年毎年、年末には書店に行って、これなら使えるかも、これなら長持ちするかも、これならば愛着がわくんじゃないかも、と探し回って購入し、頑張って使ってはみるもののすぐにやめてしまう。
「手帳を開いて書き込む」という行為すら僕にとっては面倒なのだ。
だから去年から買うのをやめた。
ものぐさにもにもほどがある。
この調子ではそのうち人間をやめてしまうのではないかと案じている。

で。
自分のスケジュール管理だが……
部屋に大きめのカレンダーがかけてある。
2ヶ月分の予定が一目で見えるもの。
ここに自分の予定をマジックで書き込む。
コレが基本だ。
これはいい。
いつだって首を向けるだけで予定が見える。
確認するのに1秒もかからない。
なんなら10秒の間に20回くらい確認できる。
本気を出せば1分間に500回くらいいけるかもしれない。
首がむち打ちになる覚悟があれば大丈夫だろう。

東京フェスティバルの本番予定まで書き込んでいた。
そのあとに東京ハートブレイカーズの予定が届いたので書き込んでみた。
キレイに書き上がった。
とても満足した。
壁に掛けた。
自分のいつもの定位置に座った。
正面のテレビを見た。
しばらくしていつものように左側の壁に掛けてあるカレンダーを見た。
うん、うん。
2月のスケジュールも埋まって良かった。
正面に顔を戻した。

次の瞬間

!!!!!!

ハッ!
ま、まさか?
気のせいか?

慌ててカレンダーを二度見した。

がーん
やっぱり
間違いない

2月に、休みが、一日も、ない。

すべての日が稽古か本番になっている。
おいおい。
いいんだよ。
そんなに忙しくなくても。

年俸は3億円だ。
(あくまでも自称)
金ならある。
(夢でも見てるのか?)
いや、金しかない。
(そろそろ病院に行って治療してもらった方が良いかもしれない)

それに。
2月13日は誕生日だぞ。
自家用ヘリで熱海まで飛んで、温泉にでもつかっていたいぞ。
下々の者に背中を流させたいぞ。
下々の者に金銀を配ってやりたいぞ。

それなのに。
なんだ「14時 稽古 亀戸」って?

オレの誕生日は「14時から亀戸で稽古しろ」ってことなのか?
そうやって過ごさなければならないのか?

なんて地味で、なんて現実的で、なんて淋しい書き込みなんだ。
それが左側を振り向けばいつでも目に飛び込んでくる。
壁掛けカレンダーも良し悪しだな……

まぁいいか。
白紙のスケジュールよりもありがたいと思うことにしよう。
だって、書き込みできないときは一ヶ月まるまる何もない、なんてこともよくあるから。
舞台俳優の誰もがぶつかるあの恐怖。
それに比べれば書くことがあるのは幸せなことだ。

うん。
働きますよ。
貧乏暇無しだもんな。
誰が言ったのか知らないが上手い言葉だ。

さ、気持ちよく働こう。


……あ。
まちがえた。
金ならあるって設定だった……。



では、また。



追伸

予約、始まってますよ!


劇団東京フェスティバル
『幸福な職場』

【作・演出】 
きたむらけんじ

【キャスト】
岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)
菊地均也

桑江咲菜
土屋史子

滝寛式
朝倉伸二

【公演日程】>
2/5(水)19:30
2/6(木)15:00 19:30
2/7(金)19:30
2/8(土)14:00 18:00
2/9(日)14:00
2/10(月)19:30
2/11(祝)13:00 17:00
2/12(水)14:00

【会場】
下北沢駅前劇場

【料金】 
4500円(全席指定)

【岡田達也専用予約フォーム】
https://ticket.corich.jp/apply/50840/003/

【劇団HP】
http://www.tokyofestival.com/