ども、納め続ける岡田達也です。



自慢ではないが税金を納めている。
(……社会人の義務だろ)

なんなら年金も納めている。
(……それもだろ)

ついでに国民年金基金も納めている。
(……将来に不安を感じているのか?)

ちなみに
後輩たちには上納金を納めろと言ってるが誰も納めてくれない。
(……なめられているだけだろ)

そして昨日、今年の仕事を納めた。
『幸福な職場』、本年度最後の稽古だった。

世田谷区内の稽古場を転々としながら、演出家と出演者だけで作る小さな小さなカンパニー。
それだけに個々のアイディアや意見が重みを増す。
演出家・きたむらくんの指示の元、どうすればより見やすくなるのか、今は何が伝わらなければならないのか、ここでは何が必要なのか、それをみんなで積み上げている。
もちろんまだまだ手探りな状態であって……
いや、だからこそいっぱい寄り道できる稽古時間だ。
舞台美術にさえみんなで意見する。
そしてきたむらくんはみんなの意見を慎重に熟考し受け入れてくれる。
そこまでワガママを聞き入れてもらえることはなかなかない。
言い換えれば「贅沢な稽古場」だ。

そんな充実した稽古時間で今年の最後が終われたことがとても嬉しい。


そして。

最近、何度も書くけど。
手元に台本があるという贅沢。
これは歳を重ねれば重ねるほど強く実感するようになった。
若いときには何も感じなかった感覚だ。
もちろん、若いときはがむしゃらに走っていたからそんなこと感じる余裕がなかっただけで。
うん。
それはそれで良いのだろうけど。
今は強く感じる。
「この先に本番が待っている」ということが、どれほど自分を支えてくれるか。

来年もそうでありたい。




……だから演出家の頭を指さすなよ。



では、また。