ども、次男坊で長男気質の岡田達也です。



次男だ。

ジダンではない。
(僕はマルセイユ・ルーレットはできないしフランス人でもない)
示談でもない。
(示談に持ち込まなければならないようなピンチを招いたことは多々あるが)
美談でもない。
(そんなエピソード、持ってない)

話を戻そう。

次男だ。

僕には3歳年上のアニキがいる。
浩一くん。

浩一くんは生まれながらの障害を持っている。
知的障害と身体障害を併せ持ち、国からは重度の認定を受けている。
発することが可能な言葉は「あー」と「うー」だけ。
車イスは必要ではないが指先などは自由には動かない。
簡単に言えば、一人で生きていくことができないレベルだ。

だから幼い頃から養護施設のお世話になっており、長期の休みのたびに家族で迎えに行き、みんなが交代で面倒をみる。
それが我が家の習慣だ。

そのー、これは、とても伝わりにくいと思うのだけど……

僕は、気付いたときには、浩一くんを「普通の暮らしができない人」として認識して、「それが自分のお兄ちゃん」であって、「面倒をみるべき存在」として受け入れていた。

それは、けっして、諦めでも何でもなく、「そういうものなんだ」という、ごく自然な感覚であって。

そう考えると……。
記憶がまったく残っていないのだけど、母親は、僕に、浩一くんの存在を、何と言って説明していたのだろう?
と思う。
不思議でしょうがない。

まぁ、そこをいまさら詮索しても……、と思うので訊いたことはないが、妙な偏見を持つことなくアニキのことを受け入れる心構えをくれた母には感謝している。



つづく



追伸

『達也汁』ご注文いただいた方、大変お待たせいたしました。
本日発送作業させていただきます。
送れたお詫びに落書き……、いやサインを入れておきます。
修正液で消すなりしてください。
で、「あ!入金してなかった!」という方、まだ間に合います。
心当たりのある方はご入金をお願いします。
明日のお米を買うために。