ども、ちょっとだけ不安な岡田達也です。



え?
自分の人生について?
ちがう、ちがう!
僕の人生は「ちょっとだけ」ではなく「大きく不安を抱えている」のが正しいので、そういう問題ではない。

今月末に新潟へ行く。
『新潟観劇バスツアー』のガイド役として。

不安だ。

上手くできるかどうかの保証はないが、ツアコン業務に関してはけっして嫌いなほうじゃないので頑張れると思う。
問題は「長距離のバス移動」だ。

子供のころから乗り物に弱かった。
以前、この日記にも書いたが、岡山駅でタクシーに片足を踏み入れただけで吐いてしまったことがある。
あのときは運転手さんにも母親にも悪いことをした。
そりゃトラウマにもなる。
おかげでその後も車では散々な思いをしてきた。

「車を運転するようになったら変わるんだけどな」
そんな父親の言葉を信じて免許を取った。
すると、確かにずいぶん変わった。
「おおっ!素晴らしい!お父さん、あなたが生きてきた中で唯一の正しい発言だね」
と褒めてあげた。
(……ちゃんと褒めたほうが良いのではないか)

ただし。
「自分が運転しているときは」という条件付だ。
だから僕は、キャラメルボックスで車に乗るときなどは必ず運転手を買って出る。
必ず、だ。

昔、『風を継ぐ者』というお芝居の情宣写真を撮りに行く日。
キャラメルボックスの事務所で着物を着て、カツラをかぶり、多摩川の河原まで移動するということがあった。
もちろん、ワゴン車の運転を買って出た。
武士の格好で運転である。

想像はしていたが、それはそれは愉快な道中になった。

交差点で車が止まるたび、横断歩道を渡る人がコチラに気付いてギョッとする。
信号で止まると反対車線の車の運転手が目を見開く。
そりゃそうだろう。
運転手も武士なら、後部座席にも5人の武士が乗っているのだから。
そのハイエースは異様な車と化していた。

それでも僕はハンドルを譲らなかった。
おかげで誰にも迷惑をかけることなく、ちゃんと撮影が出来たのだが。

しかし。
さすがにバスは運転できない。
残念ながら大型第二種免許は持っていないのだ。

いっそ酔いそうになったらバスジャックして運転してみるか。


さて、ご相談です。
「私の車酔い止め必勝法」をご存じの方、どうかその技を伝授していただけないだろうか?
あまりお金がかからないやつで、お札を体に貼り付けるなどの奇妙な方法ではないやつで、何か良い方法があったら是非。
私の不安を払拭してくださいませ。



では、また。