ども、千秋楽の朝の空気はいつもよりやや涼しげで気分の良い岡田達也です。
昨日の終演後、池袋駅の近辺にある大衆酒場で飲んでいた。
しばらくして気配を感じた。
カウンターの隅で一人飲んでいる男性から、ただ者ではないフェロモンというかオーラというかオラオラ感というか、とにかく何かしらのものが大量に出ていた。
あ。
僕の大好きなコレクターズのギタリスト・古市コータロー氏だ。
カウンターの隅で酎ハイを飲みながら、タバコの煙をくゆらせ、何かの拍子に店員さんと一言二言だけ会話する。
飲み終えるとキャリーケースを引いて颯爽と店を出て行った。
か、完璧だ。
酒飲みとしてあるべき姿だった。
僕もああなろう。
神様、ありがとう。
こんな思ってもいなかったご褒美がもらえるなんて。
今日も頑張ります。
* * * * *
先日芝居を観に来たわが娘・麻由ちゃん(初代の雨)。
終演後の楽屋でたっぷりと感想を聞かせてくれた。
でも、それだけでは話足りなかったみたいで。
翌日、表面裏面にびっしりと、丁寧な筆跡で書かれたアンケートがFAXされてきた。
彼女がどんな想いで今回の『雨と夢のあとに』という芝居を受け取ったのか。
自分が親バカだということを差っ引いても彼女の頭の良さと感受性に心を打たれた文章だった。
「PS お父さんへ」で締められる最後の3行だけで、僕はこの先30年間のろけていられる自信がある。
神様、ありがとう。
こんなステキなご褒美がもらえるなんて。
今日も頑張ります。
* * * * *
神様、たくさんのご褒美をいただいておいて何なのですが、今日は東京公演の千秋楽なのですよ。
できることなら満席の客席で終えられると嬉しいのですよ。
ひとつ、最後のご褒美、いただけませんかね?
いやいや、無理にとは言いません。
でも満席にしてもらえたら筒井の汗とかをお返しにプレゼントします。
……ダメかな。
では、また。