ども、悩み続ける岡田達也です。
前置きはすべてはしょらせてもらう。
なので、誤解を生むかもしれない。
が、それでも、願わくば、勘違いしないで読んでもらいたい。
* * * * *
稽古中、僕の左隣に陣取る楠見薫嬢としゃべっていた。
何てこと無い、でも、俳優さんにとっては大切な話だった。
で。
大まかな流れも、補足もしないで書く。
彼女が言った。
「良い人は芝居に向かないのよね」
ええぇっっっ!!!!!
どっひゃー!!!!!!
そ、そうなの?????
この言葉を聞いた僕の鼓動は急速に速くなった。
「良い人は役者に向かない。
なるほど、そうかもしれないな……。
ある程度の小狡さというか、いや、小を付けなくても狡さが必要かもな。
あとは……、計算とかかな?
ん?計算?
役者に計算高さが必要なんだろうか?
まぁ、無いよりはあった方が良いか……。
それから……、腹黒さとかかな?
うーんと、腹黒さはどんな場面で力を発揮すればいいのだろう?
あれ?
待てよ。
「良い人は芝居に向かない」ということは……
これを自分に置き換えてみると、必然的に二択を迫られることになる。
「良い人」でありたいと思うなら
「岡田達也は芝居に向かないのよね」
となる。
「芝居に向いてる人」でありたいと思うなら
「岡田達也は芝居に向いてるよね。だって良い人じゃないから」
となる。
あぁ。
なんだ、この二択。
なんか、こう、モヤモヤする。
クスちん!
一緒に目指そうよ!
「良い人で芝居に向いてる」って枠を!
……
……
無理だろうな。
これだけ腹が黒いと言われてるんだもんな。
きっとオレの毛穴から何かが出ちゃってるんだろうな。
あぁ。
モヤモヤする。
では、また。