ども、いい男でありたいと思う岡田達也です。



「いい男」の定義はいろいろあるだろう。
「気持ちがいい」とか
「顔が良い」とか
「気っ風がいい」とか
いろんなパターンがある。
今、僕が例えているのは「水も滴るいい男」的なものだと理解していただきたい。

……ん?
ちょっと待てよ。
「水も滴るいい男」ってなんだ?
書いておいて言うのもナンだが語源を知らないな……。
ちょいと調べてみるか。

「つやつやとしてみずみずしい、色気のある」だそうだ。

うん、まぁ、そんな男になれたらいい。

* * * * *

稽古場にはそれぞれの役者に決まった居場所がある。
キャンプ用の小さなイスを用意してそこに座る人
丸イスに座っている人
『はこうま』(演劇で使用する道具)に座る人
など、座る道具はそれぞれ違えど、場所は大抵決まっている。

僕は、上手側の奧に座っている。

そこでかじもとの衣裳が似合うにはどうすればいいのかを考え
(オマエは衣裳さんではないので考える必要はない)
日本の未来を案じ
(もちろん安倍晋三首相のフィクサーでもない)
さらにどうして鳥取にスタバが来ないのかについて悩み
(コメダ珈琲が来たから良いという人がいるが、あれは米子(よなご)市なので我が家からだと車で2時間以上かかる。やっぱり鳥取市にスタバを目指す)
稽古が終わったら何処で飲もうか?という難問と戦っている。
(……稽古はどうした?)

そんな僕の周りに、コバエがたかってくる。

……
……

なぁ、コバエよ。
なぜだ?
なぜオレに集まる?

手で払っても払っても払っても払ってもヤツらはやってくる。

オレの食べているおにぎりが目当てなのか?
それとも稽古場の隣でかった総菜の春巻きの匂いに誘われたのか?

それならそれでいい。
いや、そうであってほしい。
岡田達也の体臭がコバエを引き寄せるのだとしたら大問題ではないか!

僕の左隣には楠見薫が座っている。
僕の右隣には鍛治本大樹が座っている。

だが、彼らの周りにはコバエはいない。

「コバエはいい男に寄ってくる」という論文が、どこかの学会で発表されていることを切に願う。



では、また。