ども、腰痛持ちの岡田達也です。
岡田達也の唯一の弱点である。
世の中には腰痛持ちの人が多いと聞く。
が、僕だって負けてやしない。
大したものだ(と自負している)。
キャリアだってもう10年以上になる。
(生まれた子供が5年生になるほどの長さだ)
通った病院の数は、今まで付き合ってきた女性の数より多い。
(そのカウントは正しいのか?)
MRIは2回撮影した。
(狭くてうるさくてイヤだった)
レントゲンは3回撮った。
(これは平気だった)
付けられた病名だけでもいろいろある。
・腰椎分離症
・すべり症
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
ほらね?
なかなかのものでしょ?
とにかく「オレは戦士か?」と自問自答したくなるほど毎日痛みと闘っている。
でも、生きていくしかないので頑張って耐えている。
ただ。
寝るときが辛い。
わかる人にはわかると思うが
(当たり前だ)
仰向けで眠れないのだ。
これが一番辛い。
基本的に眠るときは
・横向きで
・膝を抱えるように曲げて眠る
そうすると痛みがやわらぐ。
あと“抱きまくらを抱えるようにして足で挟んで眠る”と楽なのだ。
* * * * *
中野のマルイ(というデパート)の入り口前で店頭セールをやっていた。
柔らかいビーズが入ったクッションや座布団やマクラが売られていた。
その中にデカイ抱きまくらがあった。
おぉ!
これだ!
これはいい!
今使っている抱きまくらは小さいし、すっかりくたびれているのでずっと探していたのだ。
僕は長さが1m以上ある抱きまくらを吟味し始めた。
色、外側の素材などいくつかのバリエーションがあったのだ。
「抱きまくらを吟味する」
あなたならどうします?
そりゃ、抱くでしょ?
抱くしかないでしょ?
僕は、マルイの入り口で、何本もの抱きまくらを、股間にはさみ、足でしぼり、両腕で抱きしめ、顔をスリスリした。
2980円もするのだ。
一番気に入ったものを見つけなければ。
3本目あたりだったか。
視線を感じた。
辺りを見回すと、そばにいた人たちが慌てて視線を逸らした。
み、見られてる……。
そりゃそうだ。
40過ぎのおっさんが、店頭でまくらを抱きしめているのだ。
しかも何本も。
変質者とまでは言わないが、ちょっと近寄りがたいものはあるだろう。
僕は慌ててお会計を済まし、家に持ち帰った。
おかげで昨夜は熟睡できた。
しかし……
恥ずかしかったなー。
では、また。