ども、解散も復活も未経験の岡田達也です。



昨日はマチネだけ。
しかも12時開演という前代未聞の時間帯。
だが、終演後にロビーでチケットを売っていると
「この時間だから観に来られました!」
というお客さんが多数。
なるほど、人にはそれぞれ事情があるらしい。
世のお母様方にはよろしい時間帯のようだ。
ただ、29日も12時開演なのだが
お母様方だけで客席が埋まりきるはずもなく……。
是非とも会社、学校をすり抜けてお越しください。

* * * * *

終演後、TEAM 発砲・B・ZINを観に本多劇場へ。
劇団解散から6年。
一回限りの復活公演。

僕はモリエールでやっていた頃から必ず観ていた。

「大の大人が笑って泣けるヒーローもの」
というキャッチに偽りはなく
単純明快にエンターテインメントとしての道を突き進む彼らの舞台はいつだって魅力的だった。

1997年にはキャラメルボックスと初めてのコラボ。
『ブラック・フラッグ・ブルーズ』という芝居を一緒に作った。
手前味噌な話だが、あの作品はとても面白かった。
それは発砲のメンバーの魅力が十二分に発揮されていたことが何よりの理由だったと思う。

それを皮切りに
発砲の俳優さんとはいろんな舞台で共演回数がグッと増えていった。

そんな中での突然の解散。

理由はいろいろあるだろうけど
古くから観ている人間にはやっぱりちょっと寂しいものがあった。

* * * * *

終演後の楽屋で会った彼らはみんなみんな息が上がっていた。
笑えるほどくたびれていた。
そりゃそうだろう。
古株のメンバーは40歳を超えている。
それであれだけ動き回れば肩で息して当然だ。

だが。
「達也さん、もうヨレヨレです」
と疲れた顔で言うわりには、良い笑顔が残るのだ。

勲人くんも、くーやんも、愛ちゃんも、むっちゃんも、
みんな、みんな、良い顔してた。


復活するなんて楽しいだけじゃないだろう。
ずっと上だけを向いてた頃とは訳が違うだろう。

だけど
それでも
僕のようなオールドファン(と呼ばせてね)にとっては
みんなが揃って舞台でしゃべってくれてるだけで価値がある。
それこそが
劇団を、舞台俳優を、応援し続けるものだけに与えられる喜びなのだから。

次回公演があるわけじゃないのに
ちゃんと予告編までやってくれるサービス精神にも頭が下がる。


どうか千秋楽まで
肩で息して、笑顔を見せて欲しい。




では、また。