ども、できるかぎり頑張る岡田達也です。



DoCoMoからauにNMP……
じゃなかった、MNPしたことは先日書いた。
そのうちの理由の一つとして
田舎の両親がauユーザーというのが大きかった。

「家族割り」なるものがある。
これはどこの携帯会社もやっているであろうサービスで
家族間の通話が無料になるそうだ。

今まで親に電話するとき、わずかではあるが腰が引けてる自分がいた。
「携帯の長電話は通話料金が高いんだよな……」
だからといって「電話を早く切ろう」と思ったりしたわけではないが
そのケチくさい思いが過ぎってしまうのがイヤだった。

だが。
これからは「家族割り」が使える!
契約の際、申し込みをした。

ちょっと気の小さそうな男性の店員さんが説明をしてくれた。
「では、コチラの用紙に契約される方のお名前をお願いします。それと免許証か保険証のコピーも添えてください」

「コピーは送ってもらいます。ただ、田舎に住んでるものですから、署名は代筆でも良いですか?」
僕は何気なく訊いた。

すると
「……あの、一応、ご本人様ということになっているので」
と歯切れの悪い返事が。

「じゃあ、この用紙を一度郵送しないとダメなんですかね?」

「FAXはお持ちではないですか?」

「残念ながらうちの実家にはそんな洒落たもの置いてないんです」

そこで店員さんは苦しげに
「……あのー、表向きは、できるかぎり、ご本人様の、署名でということでして」

そこで鈍い僕でもさすがに気付いた。
本人じゃなくても大丈夫ですよ、と言ってくれてるのだ。

「あぁ、はいはい!できるかぎり、本人に書いてもらえるように努力してみます」

店員さんはホッとした様子だった。

* * * * *

昨日。
無事にコピーが届き
それと一緒に
「できるかぎり努力してみたものの、無理だったので、仕方なく、僕が代筆した書類」を持参してショップに出掛けた。

先日と違う女性の店員さんが応対してくれた。
僕は先手を打った。
「あのー、すみません。郵送だと時間がかかるので、僕が代筆してしまったんですけど……」

すると
「あー、はいはい!構いませんよ!まったく問題ありません!」

……。
……。

待て、待て。
そんなあっけらかん?
前の店員さんは、すごく言葉を選んでたよ。
慎重に、会社のマニュアルに沿うように。
ま、でも、そのスパッとした感じもキライじゃない。
僕は笑顔で「助かります」と答えた。


「できるかぎり」
言い言葉だ。
使い方によっては無限の可能性を秘めていそうだ。



では、また。



追伸

今日から3日間ほど、不定期更新になります。
「通勤途中で読んでるんだけど……」
とか
「朝のトイレで読んでるんだけど……」
などの方には不便をおかけします。