ども、言い訳を思い付かない岡田達也です。



何度も言うが僕はせっかちだ。

例えば……
誰かと待ち合わせをする。
自分は5分前には着いていたいと思う。
相手が遅れる分には待っていられるのだが
自分が遅れることは許されない。
自分の気持ちがそうさせる。
だから
よほどの理由が無いかぎり僕は遅刻しない。


昨日、久しぶりに久松信美さんが観に来てくれた。
キャラメルボックスのゲスト歴は長いこの兄さん
たまに遅刻する。
ただし
「稽古時間には遅刻する」けど
「遊びの集合時間は30分前集合が必須」という面白い人なのだ。

そんな話で盛り上がったのだが……

『雨と夢のあとに』の稽古中、何度か遅刻した。
その言い訳が
「三つ目の宇宙人にさらわれたんだ!」とか
「宇宙人に銀色の物体をお腹の中に仕込まれた!」など
とりあえず「宇宙人を出しておけば何とかなる」と思ってる節があった。
しかし
そんな子供じみた言い訳を必死でする姿が何とも言えず愛嬌があって憎めない。
だから思わず許してしまう。

一度は劇場の入り時間に遅れてきた。
「また三つ目の宇宙人にさらわれたんですか?」と尋ねると
「ばかっ!違うよ!今日はサンシャイン通り(劇場に向かう道のこと)で女子高生たちに囲まれて、ワーキャー騒がれて、前へ進めなかったんだ!大変だったんだから!」
と、いよいよ頭のネジが外れたか?と思うような言い訳を繰り出してきた。
だが、これを真顔で言われると思わず笑ってしまう。

とにかく言い訳には事欠かない人だ。
というか、ここまでくると
久松さんの「楽しい言い訳」は、ある意味「完成された芸」だ。
銭が取れる。


先ほど書いたように僕は理由がない限り遅れることはない。
だから大丈夫だとは思うが
「三つ目の宇宙人にさらわれて……」
に負けないくらいのオモシロ言い訳が見つかったら使ってみたいものだ。


つーか、久松さん、遊びには遅れてこないんだよな……。



では、また。