ども、今50m走ったら何秒かかるかさっぱり見当が付かない岡田達也です。
一昨日、殺陣付けがすべて終了した日
お世話になった武田さん、藤家さんを囲んで飲んだ。
その席で。
キャラメルボックス一の美白男、多田直人が目の前に座っている鍛治本大樹を見ながら言った。
「何だかんだ言ってみんなは運動神経が良いよな。俺たちとは違うっていうか」
鍛治本大樹も深く頷く。
「そうですよね。ずるいですよね」
ん?
何かが引っ掛かった。
「でもさ、多田も鍛治本も運動神経が悪いわけじゃないだろ?だって2人とも高校時代はサッカーやってたわけだし。ちゃんとトレーニングしてきたんだよな?オレこそクラブ活動なんて何もしてなかったよ。だから何も鍛えられていないよ。まあ、スポーツ自体は見るのもやるのも好きだったけど」
そう口に出してみた。
これはこれで正論である。
そこで藤家さんが口を開いた。
「新感線のいのうえ(ひでのり)さんがよく言ってますよ。運動神経と演劇運動神経は別物だって」
あー
なるほど
それだ。
舞台上で演技するときに必要なのは
50mを6秒で走る総力でも
幅跳びで5m以上跳べる跳躍力でも
42,195kmを2時間30分で走る持久力でもない。
自分の体を、自分の思い通りに操れる力、だ。
しかも
できるだけ俯瞰(ふかん)した目を持って動けること。
きっとそれこそが演劇運動神経だ。
(いのうえさん、違ってたらごめんなさい)
似て非なるものだが
できることなら両方備わっていると良いな。
舞台上では早乙女太一くんのように舞い
100mをボルトと競って走れるなんてすごいじゃないか。
……欲張り過ぎか?
まぁ、あせらず手にしていこう。
一朝一夕で手に入るものなど何もないのだから。
では、また。