ども、自分の頭は賢いはずだと思っている岡田達也です。



「バカは風邪をひかない」

そんな言葉がある。
格言でもない。
ことわざでもない。
でも、国民の多くが知っている言葉だと思うし
誰だって一度や二度は使ったことがあると思う。

先ほど
鳥取に帰って弛みきった体に鞭打つためジョギングに出掛けた。
(走り始めて3分で大雪に見舞われるというのはどういうことだろう?)

走りながら今年1年を振り返った。
何となく。
薄ぼんやりと。
元々、振り返るのは好きではないので
(反省材料しか転がっていないから)
本当にボヤーッと振り返ってみた。

あ。
風邪をひいてない。

どういうことだろう?

子供の頃はたびたび高熱を出してよく泣いていた。
だが、思い返してみると
それは扁桃腺肥大によるもので風邪が原因ではなかった。
小学校に上がってからはその熱すら出なくなった。
たまに、ごくまれに
正確には2年に1度ほど風邪らしきものに遭遇するが
3日もすると風邪の方が飽きるらしく何処かへ行ってしまう。
そして今年も風邪をひかなかった。

どういうことだろう?

「バカは風邪をひかない」の語源は
「バカは風邪をひいても気付かない。それを気付くのが夏頃になってから。だから夏風邪はバカがひくもの」
と言われているらしい。

風邪をひかないからといって僕は決してバカではない。
その証拠に僕は夏風邪もひかない。

……いや、待てよ。
ひょっとするとそれすらも気付いてない可能性もあるぞ。
ってことは、僕はバカを上回る大バカではないのか?

……。

今年も健康で過ごせた、ということが書きたかったはずだが
ずいぶんと自問自答を繰り返す文章になってしまった。

* * * * * 

役者というのは特殊な職業だと思うけど
それを支えるのは健康な心身だと思う。
ならばバカと言われても腹も立たない。


今年も多くのお客様に出会えたこと、感謝します。

役者・岡田達也などに大した俳優的価値はないけど
応援してくださるお客様が1人でもいる限りは
存在価値はあると信じて頑張れます。

また来年も健康で多くの方にお会いできますように。

そして何より。
みなさまが健康で過ごせることを祈って。



良いお年を。