ども、『不思議なクリスマスのつくりかた』を思い出した岡田達也です。



この作品を上演したのは何年前だろう?

* * * * *

いろんな用事を済ませ帰宅途中
我が家から最寄りのセブンイレブンの前で
3人のサンタがチキンを焼いていた。

もちろん
3人ともそのお店の店員さんだ。

問題は2つあった。

その1
おそらくこのサンタさんたちは
人生で初めてのローストチキンに挑戦しているのだろう。
手つきが危なっかしい。
バーベキューコンロの上のチキンをひっくり返すのに四苦八苦している。
もう一人のサンタから
「おぉ、危ない危ない!」
「あぁ、こっちが焦げちゃう!」
など、何度も注意をされている。
こんな調子で果たしてチキンが無事に焼き上がるのか?
焼き上がったとして美味いのか?
いろんな心配がついて回る。

その2
おそらくこのサンタさんたちは
レンタル衣裳屋さんに行くのが遅れたのだろう。
サンタの服のサイズがまったく合っていない。
百歩譲ってズボンの丈がちょいと短く着るのはよろしい。
だが。
「それは短パンか?」とツッコミたくなる丈だったり
上着も「オマエは小錦か?」と言いたくなるダブダブ感だったり。
もう少し、自分の体の大きさを理解した方がよい。
(もしくはセブンイレブンの上司の方、もう少しサイズのバリエーションを集めてあげてください)

* * * * *

『不思議なクリスマスのつくりかた』という劇中で
生まれて初めてサンタさんの格好をした。
その時は芝居のことに必死で何も感じてなかったけど
今にして思えば貴重な経験だったな、と思う。
自分がサンタになれていたかどうかはわからないけど
あの格好で、客席に、何かを届けようとしてたのは間違いない。

そう考えると
セブンイレブンのお兄さんだって立派なサンタなんだろう。
誰にだってそうなれる資格はあるのだ。
きっと。


本日『キャロリング』千秋楽です。
キャラメルボックスのサンタたちが劇場内で
ステキなプレゼントを配ってくれるはず。
僕も頂くとしよう。

みなさんもステキなクリスマスを!



では、また。