ども、オリンピックの季節になると思い出す岡田達也です。



もう、何もかも面白い。
全ての競技を応援したくなる。
全てのチャンネルを同時に見たい。
全ての選手にエールを送りたい。

オリンピックって本当に面白い。

昨日もたくさんのメダルが確定したみたいだ。
卓球女子団体戦、決勝戦進出。
(あの抱き合って喜ぶ姿はもらい泣きしてしまう……)

そしてフェンシングの団体戦も残り2秒からの逆転で決勝進出。
決勝ではイタリアに敗れてしまったが史上初の銀メダル獲得。
素晴らしい戦いを見せてくれた。

ちなみに昨日の試合は「フルーレ」という種目。
フェンシングには
「フルーレ」「エペ」「サーブル」
という3種目がある。

……って、なんでそんなことを知ってるかというと
格別フェンシングに詳しいわけではない。
が、実は高校の同級生がオリンピック選手なのだ。

* * * * *

西垣くん(通称・ガキ)は小学生のときから同じクラスだった。
家も近所でよく遊んでいた。
中学は別々になったが高校で再び再会。
色白でヒョロッとした、メガネが印象的なずる賢いヤツだった。

その西垣くんが高校に入ってすぐにフェンシングを始めた。
別に「スポーツ好き」というヤツでもなかったので
僕は不思議に思い、なんで突然フェンシングなんか始めたのかを尋ねた。
理由は明確だった。
「オレらが3年生になったら鳥取で国体があるだろ。あれに出てみたいだけー。競技人口の少ないフェンシングなら、今から始めても代表になれるかもしれん。あれはマイナーだけ、やろうと思う人は少ないと思うわい」

あ、なるほど、わかとり国体ね。
(そういう名前が付けられていた)
そんなところを見据えて始めたのか。
それにしても始めた理由も彼らしくて良い。
ずる賢さ全開だ。
ま、頑張れや、と他人事みたいに答えたのだが……。

彼はメキメキと力を付け試合に出るたび勝ち進んでいった。



つづく