ども、感謝感謝の岡田達也です。



誤解を招かないで伝えるのが難しいけど……
初日を、こんなにリラックスした状態で迎えられたのは初めてかもしれない。

決して芝居をなめているわけではない。
(昔は「なめしげ」と呼ばれたこともあったが)
決して手を抜いているわけでもない。
(昔、成井さんに「頼むから本気でやってくれ」と言われたことは多々ある)
決してクスリに頼ってリラックスしてるわけでもない。
(昔、鳥取にいた頃に……、あ、止めておこう)

「セリフが覚束ない」
と、情けないことを言う俳優陣に
「いいです、間違ってても。とにかく芝居を止めないでくれれば」
と、演出の斎藤くんは言った。
「わかった!それなら頑張れる!」
と、最年長の山路さんが答えた。
みんなが笑った。

これが初日直前の会話だ。

あくまでも僕の主観だけど。
「自分の仕事が何なのか?」
を理解している俳優さんが多い座組なのだろう。

初日を前にしたみんなの顔を見ていると
多少セリフがとっちらかろうが
段取りがバタバタしようが
何があっても自分で責任が取れる人たちなんだろうな、と思えた。

だから安心感がある。
だから任せていられる。

実際、終演後に山路さんが
「オレ、最後のシーンで、今日はノーミスでいけた!って思った瞬間にセリフが分からなくなって違うこと言っちゃった!」
と、予告通りのミスを犯したことを白状していたが、
そんなことすら取るに足らないほど勢いを持って芝居することができたように思う。


不思議なのだが。
各々が「自分の仕事」をこなすと
足し算ではなく掛け算に変化するのが芝居の面白いところだ。
昨日の相乗効果はお見事だった。

今日はもっと大きな数字になれるように。

* * * * *

達也汁をお買い上げ頂いたみなさん、本当にありがとうございました!
あんな格好での販売、本当にすみません!
どうか気持ち悪がらず、本人からお買い上げください。
襲ったりはしませんから。



では、また。