ども、黙り込んだ岡田達也です。



昨日は健康診断。
いろんなものを体に取り付けられ
いろんな機会を駆使され
岡田達也に関するいろんな数値をはじき出された。

一通りのことが終わり、残すは直接の問診だけになった。

部屋に通された。
「おじいちゃん」と呼ばせてもらってもいいであろう年齢のお医者さんだった。

「うーん!いいね!いいよ!」

「(この人は松岡修造さんのおじいさまなのだろうか?)」

「(レントゲンの写真を見ながら)ほほぅ!いいね!肺も問題ない!」

「(何故、こんなにテンションが高いのだ?)」

「おっ!骨もいいね!」

「……あのー、腰椎分離症でして」

「あ!本当だ!問診票に書いてある!(ちゃんと読んでないのか?)」

「最近では、脊柱管狭窄症も併発しているしてるみたいで……」

「おおっ!そうか!分離症だもんね。辛いね」

「ええ、まあ」

「すべってる?」

ここは解説が必要だろう。
腰椎分離症を抱えている人は「すべり症」という症状も併発しやすい。
読んで字の如く「骨が前へすべってしまう」症状だ。
この先生は、間違いなく、そのことを指している。

「ええ、すべり症も持ってます」

「おほっ!良かった!」

「(は?何が?何が良かったの?)」

「「いえ、大学はストレートで入学しました!」って言われたらどうしようって思ったの。あー、良かった。うひゃひゃひゃひゃ」

「……」

威圧する必要はない。
威厳を保たなくても良い。
フランクでも構わない。

だが。
これだけは言える。

お医者様に「下手な笑い」は要らない。


検査結果を楽しみに待ちたいと思う。



では、また。