ども、『フィッシュストーリー』を終えた岡田達也です。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました！
行けなかったけど応援してたよというみなさん、ありがとうございました！
観られなかった方、次回は是非劇場で！
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金曜日まで一緒に戦っていた哲人くんが
体調不良のため土曜日から戦線離脱した。
どれほど悔しかっただろう？
「風邪をひいたので今日の舞台はお休みします」
そんなことをやる俳優はいない。
我々は何週間も稽古して
与えられる本番の日数はあまりにも短いのだ。
（今回ならば８ステージ）
その１回をとばすわけにはいかない。
かじり付いてでも本番をやるのが俳優の使命であり
みんなその心積もりで戦っている。
加えて。
今、哲人くんがハートブレイカーズのいろんな作業を
一手に引き受けてくれていると言っても過言ではない。
『グッドモーニング・ビッグバン』のときだって
「出演しなくてもいいです！何でもやるから手伝わせてください！」
と、本当に、裏の仕事を嫌な顔一つせずにやってくれた。
哲っちゃんは、いつだって、そんな姿勢で、関わっている。
それほど彼はハートブレイカーズを愛しているのだ。
その彼がドクターストップでお休みしなければならない。
彼は一日中泣いていたそうだ。
だけど。
哲っちゃん。
これを要らぬ経験だと思うな。
決して恥じるな。
自分を責めるな。
しなくて良い経験かもしれないが
このことで、また一つ、強くなれるはずだ。
優しくなれるはずだ。
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土曜日の朝、哲人くんの降板が決まり
その瞬間から全ての出演者、スタッフでカバーリングを開始し
なんとか昼の本番を迎えることができた。
何よりも
その緊急事態に哲人くんの代役を務めたクボカンの頑張りには
ただただ頭が下がる。
たまたま初演でその役をやっていたとはいえ
その心中や察するに余りある。
だが、彼は見事にやり遂げた。
クボカンも、また一つ、強くなった。
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『フィッシュストーリー』は奇跡のお話。
舞台裏でも、そんな奇跡が起きていたのです。
では、また。