ども、切り替え始めた岡田達也です。



昨日、フィッシュストーリーの稽古場に向かった。
そして、最後の通し稽古の日でもあった。

僕は『容疑者χの献身』が本番中であったため
稽古はフル出場とは行かなかったが
初演の感覚がまだまだ肌に残っているので
芝居が体に馴染むのに時間はかからなかった。

いや、ひょっとするとそう思っているのは僕だけだろうか?

先日まで天才物理学者を演じており
そこから解放されたことで気が大きくなっているだけではないのか?

今回は短い稽古参加なので
あまり出番が多く無い役を担当する。
出演時間が短いと言うことは
見過ごされてしまう可能性も高い。
フム。
そいつは危険だ。
何かしらの爪痕を残さなくては。

岡田達也の後ろに付いているカッコ書きの
「スペシャル アピアランス」という言葉は
人によっては「特別出演」と訳すだろうが
僕は
「舞台上でどんな迷惑をかけても特別に許してあげるよ」
もしくは
「多少アドリブをかましても良いよ。ただし、特別だぞ~」
というように
やや間違った解釈をしているので
(自覚があるならなんとかしろ)
最後の通し稽古でも様子を探ることはしないで
懸命に爪痕を残す努力をしてみた。

「演劇」とは記録ではなく記憶に残るものだ。
記憶に残らないくらいならやらない方が良い。
そんな信念の元頑張った。

そしてダメ出しの時間になった。
演出家の登米くんが穏やかに口を開いた。

「達也さん、もう少し目立たないようにしてもらえますか?
前の芝居の印象が残らなくなってしまうので」

どうやら空回りしていただけのようである。
今から台本を読み直そう。

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では、また。