ども、密かにファンである岡田達也です。



時間が許せばラジオを聴く。
朝は決まって『大沢悠里のゆうゆうワイド』。
その1コーナーを担当しているのが毒蝮三太夫氏。
毎日、決まって30分ほど
東京近郊のスーパーや薬局や工場に出向き
そこに集まったジジイ・ババアを相手に毒突いて笑いを誘い
結果、聴いているこちらも思わず笑顔になってしまう。

毒を吐くのに笑いを誘う。

どうしてそんな芸当が出来るのか?
難しいことでもなさそうだが
そのメカニズム
言葉にしようと思うと意外に難しく
「これはどういったことだろう?」
とずっと考えていた。

劇団OBの今井義博くんから
「今週の週刊現代を読んでみてください!なかなか実が詰まってますぜ!」
というメールをもらい大阪移動の新幹線で読んでいた。
その中に毒蝮さんのエッセイが載っていたのだが
読んでみるとその答えが書いてあった。

(以下抜粋)
朝の生放送で、この日は埼玉県川口市の健康体操クラブを訪問。自転車のチューブを使い、寝たまま運動ができるのが、高齢者に受けているらしい。
「ジジイババアが寝たきりで体操して、そのままお棺に入るってことか」
と言うと、大きな笑いが帰ってきた。
悪意や敵意を持たず、面と向かって笑顔で言えば、どんな言葉でも人は怒らない。要は一対一の関係を大事にして、ちゃんと「かまってあげる」ことができていれば、人とぶつかることはないのだ。
(ここまで)

なるほど。
100%、それで通用するかどうかは分からないが
少なくとも
その心積もりで他者と接する
というのは重要な要素のようだ。

僕の「こうありたいなリスト」の一人である毒蝮氏の姿勢
覚えておこうと思う。

こんな言葉に出会えるから
エッセイを読むのはやめられない。

* * * * *

本日はAKBの総選挙だそうだ。
しかもその様子がテレビで生中継されるという。
新人の鈴木くんがAKBの大ファンらしい。
彼には仕込みよりも、そちらの方が気になるようで
昨日からソワソワしている。

気もそぞろなのでミスを犯す前に僕は言ってやるつもりだ。

「鈴木くん、しっかりしないと、キミの顔面をメリケンサックでボコボコにし、投げっぱなしジャーマンで床に叩きつけ、そのまま南港(大阪で人を沈めると言えばココ)行きだよ」

言葉だけ読むと辛辣だが
毒蝮氏の教えがあれば大丈夫だと思う。
ね、毒蝮さん?

……ん?
使い方が違う?

ま、いいか。



では、また。