ども、コラーゲンしゃぶしゃぶでお祝いをした岡田達也です。



昨日、キャラメルボックスのサモ・ハン・キンポーこと筒井俊作が
キャラメルボックス通算1000ステージ目を迎えた。
入団して10年目だそうだ。
単純計算でも年間に100ステージのペースでやってきたということになる。

すごい数字だ。

1年は365日しかないというのに
その中で100回も舞台に立てている。
それがどんなに有り難いことか。

自分がどれだけ「芝居をやりたい!」と思っても
その場を与えられなければ不可能なことだ。
筒井もカーテンコールの挨拶で言っていたが
それだけの土壌があるキャラメルボックスという劇団に
ひいては
足を運んでくださるお客様に感謝、感謝だ。

忘れもしない10年前。
オーディション会場で
妙に上手い18歳のデブが目に止まった。
それが若かりし日の筒井俊作だった。
そのセリフ回しは18歳とは思えないほど妙な技術を伴っていた。
さらには聞いているこちらが気持ちいいほど明確な滑舌。
そしてクマの人形のような愛くるしい瞳。

僕は疑った。
「18歳でこの力量。おかしい。こいつ絶対に何かしら裏がある」

酷い話だ。
その力を素直に受け取ることなく疑ってかかる先輩。

決して
自分ではそんな上手なセリフ回しが無理だと思ったから
とか
努力してもあの滑舌は手に入らないだろうと思ったから
とか
一重で切れ長な僕と正反対の目を羨んで
という理由で疑ったのではない。

「逸材」というのはそうそう転がっていないと思ったからだ。

だが、ヤツは本物だった。
見事に入団したデブは10年かけて
上手いだけのデブから脱却した。
今、「愛嬌」という武器を手に入れてさらに邁進している。
このままのペースで歩み続け
是非ともサモ・ハン・キンポーに肩を並べてもらいたい。

あ。
その前に。
『また逢おうと竜馬は言った』の岡本役、筒井ははまりそうな気がするのだけど……。
いつか観てみたいものだ。

ずーっと筋トレしてて、
ずーっとジャグリングしてて
ずーっと誰かに喋りかけてて
ずーっと汗をかき続けて
みんなから
「オマエは一体どうなりたいんだ?」
と言われ続けたまま頑張ってほしい。



では、また。