ども、やはり自分の体から悪い電磁波が発生されているのではないかと思い始めた岡田達也です。
もう、本当に、呆れるほど壊れる。
僕が手にした精密器機は。
パソコンなど、日常、持ち歩いてるわけでもない。
せいぜい旅公演ときに移動させる程度だ。
それ以外は家の中で、大切に大切に扱っている(つもりだ)。
そんな好条件の元で暮らしてるくせに
突然のクラッシュを、2度、カマしてきた。
ネビュラプロジェクト、SE担当のあべっち(自家製の燻製を作るのが妙に上手い)に相談したところ
「うーん、購入して、この短時間で壊れるなんて。ストライキですかね」
え?そんなに重労働させてないはずだけど……。
「とすれば、やっぱりおっかーさんの手から変な電磁波が出てるんですかね?」
ちょ、ちょっと真顔で言わないでよ。
専門家に言われたら「そうかな?」と思っちゃうじゃない。
「冗談ですよ!(笑)」
そんなことが2度もあったのだ。
携帯電話だってそうだ。
ウィルコムユーザーだった時代に購入した03という機種。
(これがスマホの走りだったんだけど)
買ったその日からいじり倒していたら手のひらが妙にビリビリする。
あれ?ひょっとしてこれが電磁波?
なんて思っていたらあっという間に壊れてしまった。
そんなことがあって以来
「あの人の手からは悪い電磁波が発生している」と評判の男になった。
現在使用しているスマホはF-12Cという富士通製のモノ。
昨年の10月に購入し
機械音痴な僕がえっちらおっちら使い
やっとこさ手に馴染んできた。
と、思っていた。
3月24日
その日の夕方、バッテリーの残量が少なくなっていた。
いや、もちろん携帯に比べてスマホはバッテリーの持ちが悪い。
そんなことぐらいは僕でも知っている。
だけど……。
メールを5通ほどやり取りして、他は何もいじってない。
アプリも立ち上がってないし。
それなのにお出かけから6時間ほどで残りが30%を切るなんて。
3月25日
やはりだ。
一昨日までと比べて明らかにバッテリーの減りが早くなっている。
どうしたというのだ?
3月26日
「エコモード」に自動的に切り替わるアプリを導入。
少しでも延命を図る。
しかし。
印象としては変わらず。
3月27日
たまらずDoCoMoショップへ。
60分という、あべっちなら見事な燻製を作ってしまうであろうほどの時間を待って、僕の番号が呼ばれた。
「突然バッテリーの減りが早くなったんですけど……」
「(笑顔で)お客様、スマホの場合はそうなんですよ」
そうだよな。
僕もクレームを言いに来た訳じゃない。
なんとか手がかりが欲しいだけなのだ。
あわよくばバッテリーを交換してもらえないか、くらいのことは考えているけど。
この凍り付いた笑顔の返答はは
「またバッテリーのことで文句言いにきやがった。スマホなんて私が作ったんじゃないんだから知らないわよ」
と思っている様子だ。
気持ちは分かる。
丁寧に行こう。
「あ、いや、それは分かってるんですけど。突然減り方が早くなったんです」
「(笑顔で)ええ、ですからスマホユーザーの方はみなさん、苦労されております」
あ、あかん。
シャットアウトされとる。
こうなったら物的証拠だ。
「これ、数日前に入れたアプリです。ここ数週間の電池残量がグラフで出るんですけど。(と、見せる)ほら!ここ!23日までと24日以降では全然違うでしょ?」
「(笑顔で)はぁ、そうですね。ですが、スマホというのはバッテリーが1日持たないのが現状でして
」
この女、ここで弱みを見せたらお終いだということを熟知している。
丁寧に攻めるのだ。
「あ、でも、僕の機種、下手に使わなければ1日持ってたんですよね。それが24日からダメってことは……」
「(笑顔で)スマホをお持ちのみなさんは予備のバッテリーを持ち歩かれてる方が多いですね」
持ってるよ!
そんなもの、言われなくても手放したこと無いわ!
それほど不安なんだよ!
「いや、持ってます。当然、持ってます」
「そうですか(ニコニコ)」
だ、ダメだ。
もう、僕には手札がない。
「いや、言ってもダメだとは思ってたんですけどね」
「(笑顔で)お役に立てなくて申し訳ございません。ありがとうございました」
か、完敗だ。
追い返されてしまった。
仕方がない。
ネットで容量の大きなバッテリーでも購入するか……。
そう思い始めた4月1日。
突然、バッテリーの減りが元に戻った。
……。
……。
ええ?
何?
何なの?
何があったの?
1週間だけストライキだったの?
DoCoMoで要らぬ戦いまでしてきたというのに。
分からん。
全く分からん。
可能性としては僕の手のひらから……。
では、また。