ども、粗く通した岡田達也です。



「とにかく一度通してみよう!」という演出家の意向で
昨日は小返しの後、全て通してみた。
一幕74分、二幕76分、途中休憩15分
合計165分のランニングタイム。
まあ、これは今の時点で、なので参考程度にしてほしいのだけど。
一幕、二幕とも3分程度は縮めたい!とのことだし
休憩時間だってまだ確定した訳じゃない。
とにかくご覧頂く方は、3時間弱の拘束になると思っててくださいませ。

僕は宝塚を生で観たことがない。
持ってるイメージは
あのレビュー
あの大階段
あのメイク
あの羽根飾り
と、テレビで見かけた断片的なものばかりだ。
しかし今回
『湖月わたる』という元トップスターと共演ということで
「あー、宝塚観たことないんだよなー。
なんだか申し訳ないなー。
でも、まあ、いいか。
彼女もキャラメルボックス知らないだろうし」
なんて思っていた。
しかし。
去年の秋に行われたチラシ撮影で初めてわたるさんに会ったとき
「キャラメルボックスの岡田達也です。よろしくお願いします」
と挨拶したところ
「はい、よく存じ上げてます。去年も拝見しました」
と言われビックリした。
「『また逢おうと竜馬は言った』と『サンタクロースが歌ってくれた』を観ましたよ!」
ありゃりゃ、2本も観てるのね……。
ということは、もしかしてウチの役者と知り合いなのかな?と思って尋ねると
「いえ、どちらも当日券で観ました!」
うわ、2度目のビックリ。
なんだか申し訳なくて小さくなっていると
「稽古、本番、よろしくお願いしますね!」
と、男役のトップスターだったとは思えぬ可愛い笑顔と
(オマエは男役にどんなイメージを持っているのだ?)
その長身な体からは想像付かない可愛い声で
(彼女の身長はおそらく西川さんの2倍くらいはある←あくまで僕の主観)
挨拶されて、僕はすっかり虜になった。

実際、稽古が始まって接する彼女のひたむきな姿勢に僕は益々感動した。
演出家に食らい付く芝居作り
精神的にも体力的にもキツイだろうけど絶対に笑顔を絶やさないでいること
どんなときでも絶対に欠かさない周囲への気遣い
それらのことを
どちらかといえば器用ではない彼女が懸命にやっていることが
周りの役者の心を動かし
「彼女を支えていこう!」というチームワークを生んでいるように思う。
昨日の通し稽古もその効果がハッキリと現れていた。
うん。
間違いなく面白い西部劇になる。

わたるくん、これが終わったら必ず宝塚を観るからね。

……って、もうわたるくんは出てないんだよな。



では、また。