ども、3人までは叩き込んだ岡田達也です。



『カラミティ・ジェーン』の稽古は進んでいる。
順調に進んでいる。
……って、ただ今この日記
『旅サラダ』というテレビ番組を見ながら書いてるのだが
主演の金児憲史(かねこのりひと)くんが生出演している。
そう、僕にローキックを飛ばしてきた馬鹿者だ。
番組の中でも見事に神田さんと館さんにいじられまくっている。
やはり可愛がられる何かを持った男なのだ。
今日もいじめにいじめ抜いてやろう。

ま、それはさておき。

昨日は顔合わせだった。
普通、顔合わせというのは稽古初日に行われる。
出演者、スタッフ、関係者一同
その公演に関わる全ての人が顔を出し挨拶をする。
しかし。
今回、どういう訳か稽古が始まって一週間も経った昨日、顔合わせとなった。
役者同士はすっかりうち解けている。
それぞれの顔も認識し
お互いのキャラも掴み、
稽古場での役割分担(ボケ、ツッコミ、拾い、回し、など)もハッキリしてきた。
もうそんなに不安材料はない。
しかし。
顔合わせというのは恐ろしく人が参加する。
出演者だけで15人
制作サイドの関係者で10人ちょっと
舞台関係のスタッフさんが10人
それぞれの出演者の事務所の方が15人
その他諸々の方が5人ほど
全部で50人以上の人が一人一人挨拶をするのだ。

無理だった。

何かしらお世話になる方々だ。
気を引き締めて覚えようとしたのだ。
「あの四角い人は……」
「あのメガネの人は……」
「あの畑中に似ている人は……」
と、なんとか特徴付け
「田中さん」
「川本さん」
「青木さん」
と叩き込むのだが、もう、次から次へと顔と名前が襲ってくる。
(絶対に失礼だろ、その表現)
大変失礼な話だが全員覚えるのは諦めて
(事務所関係者の方は直接お話しする機会もないので)
とにかく制作サイドと舞台スタッフさんだけでもと思ったが無理だった。
こういうとき自分のポテンシャルの低さにガッカリする。

まあ、気を取り直してゆっくり覚えていこう。
時間をかけて覚えた事柄というのは忘れにくいものだし。
そんなメリットもあるさ。

しかし。
ココだけの話だが
昨日の顔合わせの後、懸命に思い返してみて
「ああ、3人だけ顔と名前が一致する」と
とりあえず3人覚えたことに安堵したのだが
今、その人たちの名前が一つも出てこない。



では、また。