ども、揺れてきた岡田達也です。



クロムモリブデン、だ。
もしも有吉くんが許可してくれるなら
品川くんの代名詞となってる「お喋りクソ野郎」を拝借して
森下亮・久保貫太郎の両名にプレゼントしたい。
あ。
いやいや。
2人がお喋りなことは事実だがそれは置いておいて。

昨日、赤坂にてクロム観劇。
こやつらREDシアターを熟知している。
これほどこの劇場を使いこなしている劇団を観たことがない。

例えば音響。
開場時間に流れるBGM。
専門的な話になるけど
普段なら絶対に使わないであろうウォールSP(壁にはめ込まれたスピーカー)からも音楽を流し
まるで映画館のサラウンドシステムよろしく軽いトランス状態を呼び込む。
さらに本編が始まると恐ろしい音圧で客席に向かってメインSPが咆吼し
その重低音で客席が揺れる。
演劇でこの経験はなかなかでき無い。

例えば舞台装置。
舞台の上下(かみしも)に置かれた四角い箱。
その中央がくり抜かれて、俳優たちはその穴から自在に出捌けする。
その登場の仕方、退場の仕方、どれ一つ取っても創意工夫が施されており
観ているこちら側を楽しませてくれる。
その装置を使ったラストシーンの早変えは圧巻で
そのパフォーマンスに驚かされた。

と、まあ、細かいことはいろいろあれど。

クロムを観始めて5年ほど経つだろうか?
この劇団、役者の「楽しんでやろう感」が飛躍的に上がっている気がする。
あの難解な台本を100%理解できて演じているかどうかは本人たちも疑問符が付くみたいだけど
それでも作・演出の青木さんに食らい付いていくぜぃという姿勢
そして
決して意味は解らずとも舞台で跳ねている楽しさは本物だもんという覚悟
それらが合わさって「楽しんでやろう」という貪欲さがガンガン感じられる。

ちょっと妬ける。

役者なんて言うのは現状維持を目指してしまうと絶対になだらかに下がっていく
という恐怖を感じている僕にとっては
その右肩上がりの姿勢こそが眩しくて羨ましいことこの上ない。
こんなこと悔しいから口が裂けても本人たちには言わないけど。

もしも
「年末の大掃除が予定より早く済んだ!」とか
「年末ジャンボが200%当たるのでお金が余る予定」という方は
是非赤坂へ。

にしても。
ここの女優さん、みんな驚くほど綺麗になったなー。



では、また。



追伸

森下くん、くぼかん
飲みに行けなくてゴメンね。
けっして2人が嫌いな訳じゃないよ。