ども、グッと堪えた岡田達也です。



電車に乗った。
吊革をつかもうとした。
フッとつり革を見上げた。

$達也汁  ~たつやぢる~

「強いニッポンを日本で観る」
と書かれている。
それは、まあ、いい。
そしてその写真には内村選手が吊り輪で支持技を決めている。

イケナイ。
とてもイケナイ。

以前にも書いたが
電車のつり革は懸垂をするのに持ってこいなのだ。
いや、嘘じゃない
これほど懸垂をしたくなる状況は日常ではない。
とくに酔っぱらっていれば不思議なほど上がりたくなる。
(不思議じゃない、それが酔っぱらいだ)

腕に力を込める。
ちょっと脚を浮かせてみる。
そのまま力を入れ続け十字懸垂を狙ってみる。
1秒で諦める。
いったいどれだけの腕力があればアノ技ができるのだ?
息を止めていた分、ちょっぴり呼吸が激しくなる。
息を整え再び挑戦する。
隣でiPhonをいじっていた女性がこっちに視線を送ってくる。
決して
「あら?私好みの男性だわ」
といった内容ではない。
「さっきから隣で何をゴソゴソやってんのよあんた」
といった空気がムンムンしている。
まあ、この場合、彼女の方が正しい。

しかし。
僕だけじゃないのだ。
西牟田恵嬢も激しく同意してくれていた。
「私もつり革見ると懸垂しちゃう!」
ほらね。
いるでしょ?
だから
「女性専用車両」に対向して
「体操専用車両」を作ればいいのだ。
結構、人が集まりそうな気がするんだけど。

僕と西牟田恵だけかな……。



では、また。