ども、ちょいちょい走っている岡田達也です。



ちょいちょいって表現もどうかと思うけど……。
ちらほらジョギングしている。
脂肪とアルコールのインプットだけでは不健康きわまりないので
嫌がる脚を無理矢理奮い立たせ
実にゆっくりとしたペース(㎞7~8分くらいか?)で走っている。

昨日も走っていた。
情けない話だが30分も走ると膝が痛い。
どんだけダメな体なんだ!と自分にガッカリしつつも
えっちらおっちら我が家を目指す。
家まで100mの地点まで帰ってきた。
すると……。
我が家のとなりにゴミ収集車が来ている。
あれ?
燃えるゴミは昨日出したんだけどな。
なんだっけ?
あ!
今日は燃えないゴミだ!
不燃物だ!
何年か前に大抵の物が「燃える」に変更になったので
(清掃局の方の努力にバンザイ!)
ずいぶんと少なくなった不燃ゴミだが
それでもでるときはでる。
そうだ!
今、まさに捨てたかったのだ!
我が家の隣にゴミ置き場があって
今、まさに清掃員のかたが作業をしている。

「ダッシュすれば間に合うかもしれない!」

さっきまでヒーヒー言いながら走っていたのに現金なものである。
ゴミを捨てたいという一心で脚の回転数は上げられるのだ。

ここから家まで約100m。
我が家は3階。
玄関に入って台所まで10歩弱。
そこを往復してもパッカー車はそう遠くへは行ってないはずだ。
瞬時に全ての計算が終わった僕はギアを入れ直した。

ダッシュだ!

「鳥取のウサイン・ボルト」の名を欲しいままにしたことがないので
彼よりはやや遅かったかもしれないが
往年のフローレンス・ジョイナーには負けないイメージだけは持って走った。
(文章をねじ曲げすぎて書いてても意味が解らん)

「ヒーヒー言う」
「ゼイゼイする」
というのは文章ではよくでてくる比喩だがまさか本当にヒーヒー言うとは。

僕はダッシュで台所のゴミ袋を奪い取り
玄関で靴を脱いでしまったのでサンダルに履き替え
階段を猛ダッシュで降り
(と言っても飛ばすのが怖くなってきたのでしっかり一段ずつ)
ゴミ置き場を見た。

……いない。
……どこにも見えない。
そんなバカな。
さっきまでいたのに。
慌てて隣の角まで走る。
あ!
いた!
右に曲がっていたのだ!
約30m先のゴミを集め終えたところだった。
僕はフーッとため息を一つついて歩き始めた。
すると。

ブォーーーン。

あ、あ、待って!
車が走り出したのだ。

僕は薬に頼っていないベン・ジョンソンくらいのスピードで再び追いかけた。



では、また。