ども、やっと落ち着いた岡田達也です。




夜中3時過ぎ。

よい子の私は熟睡中の時間だ。

阿呆のように眠りこけっている時間だ。

いつもなら。


ん?

右腕に痒みを感じた。

ポリポリポリ。

気持ちいい。

あれ?

左腕に痒みを感じる。

ポリポリポリ。

気持ちいい。

おや?

右足にも痒みを感じる。

ボリボリボリ。

気持ちいい。


あれれ?

気が付けば全身が痒い。

ああああっっっっ!

痒いっ!

痒すぎるっ!

眠りに落ちている頭の中で考える。

これはどういうことだ?

ひょっとしてじんま疹か?

全身を掻きむしりながら昨夜食べたものを反芻する。

いや、昨夜おかしなものは食べていない。

そもそも、食べ物でじんま疹が出たという経験もない。

消費期限が過ぎてようが

賞味期限が過ぎてようが

床に落ちたものだろうが

食べ物で苦しんだことがほとんど無いのだ。

(卑しいだけだろ)


耐えられなくなった僕はベッドから出て

恐る恐る鏡を見た。


ああ。

何ということだ。

蚊に喰われている……。

体中。

そういえば、耳元で「プーン」って羽音が聞こえてたな。

だけど。

まさか。

こんな全身喰われるなんて。

僕は悲しい気持ちのまま

新ウナコーワクール「もろこしヘッド」

(とてもお気に入り)

を体に塗りたくった。


そういえば昔、母親に

「AB型の血は美味しいらしいよ」

と教えられたことがあるのだがあれは本当なのだろうか?

僕の血はアルコール臭しかしないと思うのだが……。

もしかして

蚊にもアル中がいるのだろうか?




では、また。