ども、田舎者の岡田達也です。




今回の芝居、僕は方言を喋る。

どこの地方の言葉を話すかは伏せておくが

とにかく標準語でない言葉を操る。

こいつが、やはり、大変な作業だ。


鳥取出身の僕は鳥取弁が上手い。

(当たり前だ。下手でどうする)

逆に言うと

標準語をマスターするのに時間がかかった。

これは、もう、田舎者の宿命というか

仕方ないことだとは思うが。

まあ、こんな仕事でなければ標準語の習得も必要なかったのだけど。

でも、だからこそ、

自分が持ち得ない音を習得していく作業には多少の慣れがある。

これ面白い事実で

東京出身の人は

発語される音を修正されたことがほとんどなく

(訛りを待たないため)

そのために

方言を習得しようとするととんでもなく苦労することになる。

それは間違いないのだけど……。

田舎者の僕でも

自分の中にない音を自然に喋れるようになるのは大変であることには変わりない。

セリフを喋りながら

「あれ?次の単語はどういう音だっけ?」

と考えてしまうともうオシマイ。

つっかえてしまったり、噛んでしまったり、となる。

そんなこんなで不自由に喋っているが

自分の中にない音、というのは

自分の知らない文化、なわけで。

その地方が持つ音(訛り)には必ず理由がある。

それを探るのは面白い作業なのだ。

今日も、稽古場でiPodを聴きながら

(いやいや、音楽を聴いてるわけではないよ!

方言指導の先生のデモが入れてあるのだ)

知らない言葉と格闘してこよう。




では、また。