ども、驚いた岡田達也です。




柳家小三治

立川志の輔

柳家権太楼


今、現役で活躍されている噺家さんの中で

大好きな方ベスト3のお三方。


昨日

午前11時30分より池袋演芸場にて

権太楼一門による

「朝のおさらい会」

が開催されるという情報を手に入れた。

これは

ネタおろしの準備だったり

久しぶりのネタを練習する(?)

というような

簡単に言えば練習試合の色が濃い催しだ。

僕はその会に初めて顔を出すことにした。

けど前売り券などが用意してあるかどうかも知らない。

とにかく起きたら当日券のことなどを尋ねようと

池袋演芸場の電話番号を調べて書き記しておいた。


9時過ぎ。

僕はメモ帳に書いておいた番号に電話した。

何回かのコールの後

驚くべき人物が電話に出た。


「はい、権太楼です」

「(え?え?え?今「権太楼」って言った?嘘、嘘、嘘!いや、でも、この声、間違いない!なんで、なんで、本人が電話に出るの?)

あのー、今日の権太楼師匠の……」

「はいはい、おさらい会ですね。やりますよ」

「あのー、チケットってまだ残ってますでしょうか?」

「ああ、これね、来た順で入ってもらうの。前売りとか無いですよ」

「じゃあ、当日券のみってことですね?今から行っても間に合いますかね?」

「そうね、今日は天気が悪いから大丈夫かな。雨だもんね。早めに開けるように準備しておくね」

「(いやいやこの会話で早めに開けることを決めなくても結構です)」

「お宅様はどこからいらっしゃるの?」

「○○です」

「ああ、だったら40分ちょっとで着くもんね。今出たら10時くらいだもんね。ちょうどいいや。今出なさい」

「(爆笑)そうですか!今出なきゃダメですか?」

「(笑)うん。それなら間違いないから」


字面だけ追うと面白味が少ないかもしれないけど

権太楼師匠をご存じの方は

あのトーンで全部話していると想像して欲しい。

何とも愛嬌とおかしみのある声なのだ。

(権太楼師匠は東京の生まれなのだが

どういうわけか

「つぶやきシロー」のような北関東の訛りが入っている)


まさか自分の大好きな方と

電話で会話する日が来るとは思ってなかった。

もうそれだけでハッピーな気持ちになれる。

僕は幸せな心持ちで家を出た。

こんな奇跡もあるもんだ。




では、また。