ども、吉野家大好きな岡田達也です。




数ある牛丼チェーンの中でもやはり吉野家を選択してしまう。

なんだろう?

味噌汁が付いてる松屋が一番!

という意見もよく聞くし

バリエーションに富んでるすき家がいい!

という意見も耳にする。

だけど。

やっぱり僕は吉野家なのだ。

たまにどうしても食べたくなる。



お店に入った。

ちょうどお昼時で混雑していた。

店員さんがバタバタと走り回っている。

僕の右隣に同じタイミングでおじさんが座った。

ちょっと格好いい感じのおじさんだ。


店員さんが注文を取りに来た。

まずは僕。

「牛丼の並と玉子と味噌汁」

続いて隣のおじさん。

「牛丼の並と玉子と牛皿の並」


ええっ?

なんだ、その贅沢極まりない注文!

長年吉野家に通ってるけどそんな注文したこと無いぞ!


数十秒後、二人の品は運ばれてきた。

僕はいつものように

自分好みの牛丼に仕立て上げた。

まずは玉子に数滴の醤油をたらしかき混ぜる。

次に牛丼に七味をまんべんなく振り掛ける。

そして上から溶いた玉子をかける。

仕上げにたっぷりの紅ショウガを添える。

ああ。

書いてるだけで食べたくなってきた……。

いやいや、そんな話しはよろしい。


隣の人を盗み見た。

玉子を溶く。

かなり力強く溶いてる。

醤油は使用しないようだ。

次の瞬間

おもむろに牛皿を牛丼の上に流し込んだ!

おおっ!

なんだ、その贅沢!

続いて玉子をかけて

間を置かずにそのままかき込み始めた!

す、すごい!

これこそまさに

大人食いだ!


だってね、ご存じない方のために説明するけど

吉野家の場合

牛丼並 380円

牛丼大盛り 480円

牛丼特盛り 630円

というラインナップ。

で、この特盛りというのが

「ご飯は大盛り、お肉は並の2倍!」

というキャッチコピーで売り始めたはずだから

おじさんは

「牛丼の並と牛皿の並」を頼まなくても

「牛丼の特盛り」を頼めば良いのではないか?

と僕も最初は思ったのだ。

だってその方が50円安いし。

(牛皿の並は280円)


が。

ハタと気付いた。

そうではないのだ。

特盛りを頼んでしまうとご飯が大盛りになってしまうのだ。

ご飯の量は並盛りでお肉をガッツリ食べたいのだろう。

なんて贅沢な牛丼!

吉野家でワンコインオーバー660円の牛丼!

オレも食べてみたい牛丼!


いつか自分が大人になったら

もしくは

年俸が4億円を超えたら

あの食べ方に挑戦しよう。


そう心に決めた42歳の冬。




では、また。