ども、ウルトラマンなら「ゾフィー」が一番好きな岡田達也です。




昨日、青山円形劇場に小多田直樹が出演している

『おとうさんはウルトラマン』を観に行った。

みやにしたつやさんの絵本をリーディング仕立てで舞台化してあった。

3人の俳優が、交互に地の文を読み

残りの俳優が、おとうさんやおかあさん、息子を演じ分けるという手法。

決してスーパーマンではないけど

それでも子供にとってのお父さんはウルトラマンのような存在である

という視点によって書かれた脚本。

もっと子供向けなのかと思っていたら

大人の方が楽しめる芝居で驚いた。


で、思う。


僕が子供の頃

ウルトラマンや仮面ライダーは男の子にとって文句なしのヒーローだった。

もちろん僕もテレビを見て楽しんでいた。

けど。

自分はそこまで夢中じゃなかった気がするのだ。

周りの熱の高さに比べて

自分の感じるドキドキやワクワクはそんなに無かったような覚えがある。

つまりは

周りに置いて行かれたくない

というような心持ちも幾分混ざって

見ていたんじゃないか、と。


それよりは

南海ホークスの野村克也捕手がホームランを打った

というニュースに心が躍り

(ここでも王・長嶋ではないのが不思議なのだけど)

もう少し大きくなったら

初代・貴乃花が細身の体で戦っている姿にシビレタものだ。


やはり。

こうして思い返してみると

子供の頃からノンフィクションの世界に憧れを抱く人間だったのだろう。

それは今も変わらない。

それはそれで良いのだけど……。


ウルトラマンはこうして

30年経っても40年経っても色褪せることなく登場してくれるってのは羨ましいな

と思ったりもしたのだ。

きっと100年後だってウルトラマンは活躍しているんだろう。

そう思うと

普遍性のあるヒーローってやっぱりすごいな、と。


* * * * *


『サンタクロースが歌ってくれた』

大阪の初日が無事に開いたそうだ。

客席から発せられる

「待ってました!」の空気はもの凄かったと伝え聞いた。

キャラメルボックスのヒーローたちに出会えるのだ。

それはそうだろう。

ヒーローを見て育ったこちらも負けないように。




では、また。