ども、立ち尽くした岡田達也です。




立ち尽くす。

実生活ではそうそうあるシチュエーションでは無いと思う。

だけど、昨日、僕は、確実に立ち尽くした。



僕は健康体である。

風邪なんて1年に一度ひくかひかないかだし

休肝日も作っていないが肝臓の数値もしっかりしている。

高血圧でもなく(どちらかといえば低くらい)

血糖値も尿酸値も正常値で

つまりは痛風予備軍でもない。


ただ、唯一弱点を挙げるとするならば腰だ。

これが、まあ、ちょっと痛かったりする。


レントゲンもMRIも撮影し

原因も把握はしているのだけれど

根本的な治療法がなかなか見つからない。

だから「名医」と呼ばれる先生がいる病院とか

「腰痛に強い」と噂の病院を探し歩いている。


昨日向かったのはS整骨医院。

ラジオでも毎日CMが流れているあのお医者さんだ。

ジャイアンツの高橋選手もここで治したという噂。

院長先生は「神の手」と呼ばれているらしい。


うん。

きっと人気店(?)だろう。

こういう病院はまず電話が繋がらない。

経験上知っている。

一日中鳴りっぱなしなのだ。

直接行って予約を取ろう。


マンションの1階にある入り口に足を踏み入れた。

受付に僕よりもちょっと年上らしい女性が座っていた。

彼女が僕を見て声を掛けてきた。


「こんにちわ」


「こんにちわ。

あのー、初診なんですけど。

電話より直接来て予約を取った方が良いかと思いまして……」


そこまで言ったとき

彼女の表情が見事なまでに曇った。


「ご予約ですか。

ちょっと先まで埋まっているんですよ」


「はい。

大丈夫です」


これも経験済みだ。

以前に通ったところは最初の診療が予約から3ヶ月先だった。

慣れてる、慣れてる。


が。

彼女の口から発せられた言葉は

想像を絶する衝撃と共に僕の身体に突き刺さった。


「院長先生だと5年先になります。

その他の先生でも2年先。

今なら2012年の1月が空いてますね」


あの、ゴジラの背中がピカピカ光って口から発射される光線があるが

あれを全身に浴びたくらいの衝撃はあった。

(今まで経験したことはないのであくまでも想像だけど)



さあ。

気持ちを切り替えて新しい先生を探そう。




では、また。




追伸


『シラノ~』神戸公演が始まります。

阿部丈二の頑張りと

それを支える若者たちの熱を感じてください。

(欲しがり芝居をしている畑中智行は除く)