ども、アイスクリームの消費量が増え始めた岡田達也です。





カウンターで飲んでいた。

4席ほど挟んで30代前半と見られる一組のカップルが飲んでいた。

男性は2mの身長を欲しがっていた。

女性はその話を聞いてケラケラと笑っていた。

(昨日の日記参照)


左耳を傾けてその話を注意深く聞いていると

カウンターの向こうから板前さんに(Kさん)話しかけられた。

「岡田さん、久しぶりですよね?」

そうだった。

そのお店に来るのは半年振りになるだろうか。

割と常連だった自分にしては珍しく日にちが空いた。

「そうですね、最近はご無沙汰してしまって」

ここまでは普通の会話だった。


「ま、でも、いそがでゅういはゅょですよ」


え?

え?

何だって?

今、何て言いました?


咄嗟に頭をフル回転させた。

何かを返事しなければ。

だがKさんはそんな僕を置き去りにして先に進む。


「わたしどもなんだごーるだんうーくはひゃっぱりだめださよ」


え?

え?

ちょっと待って!


Kさん、今までこんなに滑舌が甘かったっけ?

しかも、なんで今日に限ってそんなに小声なの?

いつもはもっと大きな声で喋るじゃない!


でも。

悲しいかな、相槌を打つ自分。

「ええ、本当に」


何が、本当なんだ!

何を分かったような振りして頷いているんだ!


えーっと

えーっと……。


そうか!

最初の言葉は

「ま、でも、忙しいのは良いことですよ」

次は

「私どもはゴールデンウィークはさっぱりだめですね」

って事じゃないのか!


って理解したときには時すでに遅く。

その日のKさんは饒舌だった。


「おとこってひゅういいももはぶれますね」


何がどう展開したのか

「男っていう生き物はぶれますね」

という人生論に飛躍していた。

(おそらくそんなことを言ってたんじゃないかと思うのだが……)


でも、ヒアリングに自信がない僕は

「ええ、本当に」

と、どうにでもなる受け答えに終始した。


隣のカップルの会話を盗み聞きしてニヤニヤしていたから

神様が罰を与えたのかもしれない。





では、また。





お知らせ


『バイ・バイ・ブラックバード』の通し稽古を見た

岡田達也と畑中智行と左東広之が

作品の見所を紹介しながら(?)予約を承ります。

見ようかどうか迷っている人もぜひお電話ください!

空いているステージも相談しながら決められます。
お電話を受け付けるのは、稽古場で通し稽古を行っているこちらの日時です!!
「海」と「空」に別れる3人でお待ちしています!

(大内も一緒に、と思ったけど彼は出演しているのねん)


『通し稽古の時間限定応援企画』
7日(金)18:00~20:00
8日(土)14:00~16:00
電話番号:03-5342-6502
受付:岡田達也(7日のみ)・畑中智行・左東広之